五十嵐 武士(いがらし たけし、1946年(昭和21年)8月6日 - 2013年(平成25年)5月6日[1])は、日本の政治学者。東京大学名誉教授。専門はアメリカ政治史、日米関係史。秋田県生まれ。斎藤眞に師事した。
経歴
略歴は以下のとおり[2][3]。
社会的活動
- アメリカ学会会長(2006年 - 2008年)
- アメリカ学会副会長(2002年 - )
- 日本国際政治学会理事(1990年 - )
- 日本比較政治学会会長(2002年 - 2004年)
- 日米教育委員会委員(1998年 - 2003年)
- 財団法人日米教育交流振興財団審査委員長(2006年 - )
著作
単著
- 『アメリカの建国――その栄光と試練』(東京大学出版会, 1984年)
- 『対日講和と冷戦――戦後日米関係の形成』(東京大学出版会, 1986年)
- 改題『戦後日米関係の形成――講和・安保と冷戦後の視点に立って』(講談社[講談社学術文庫], 1995年)
- 『政策革新の政治学――レーガン政権下のアメリカ政治』(東京大学出版会, 1992年)
- 『日米関係と東アジア――歴史的文脈と未来の構想』(東京大学出版会, 1999年)
- 『覇権国アメリカの再編――冷戦後の変革と政治的伝統』(東京大学出版会, 2001年)
共著
編著
- 『日本のODAと国際秩序』(日本国際問題研究所, 1990年)
- 『アメリカの多民族体制――「民族」の創出』(東京大学出版会, 2000年)
- 『変貌するアメリカ太平洋世界(2)太平洋世界の国際関係』(彩流社, 2005年)
- 『アメリカ外交と21世紀の世界――冷戦史の背景と地域的多様性をふまえて』(昭和堂, 2006年)
共編著
- (阿部斉)『アメリカ現代政治の分析』(東京大学出版会, 1991年)
- (中村政則・天川晃・尹健次)『戦後日本――占領と戦後改革(全6巻)』(岩波書店, 1995年)
- 1巻「世界史のなかの1945年」
- 2巻「占領と改革」
- 3巻「戦後思想と社会意識」
- 4巻「過去の清算」
- 5巻「戦後民主主義」
- 6巻「戦後改革とその遺産」
- (古矢旬・松本礼二)『アメリカの社会と政治』(有斐閣, 1995年)
- (天川晃)『戦後日本史と現代の課題』(築地書館, 1996年)
- (北岡伸一)『「争論」東京裁判とは何だったのか』(築地書館, 1997年)
- (阿部斉)『アメリカ研究案内』(東京大学出版会, 1998年)
- (油井大三郎)『アメリカ研究入門[第3版]』(東京大学出版会, 2003年)
訳書
門下生
脚注