九州総合スポーツカレッジサッカー部(きゅうしゅうそうごうスポーツカレッジサッカーぶ)は、大分県宇佐市にある学校法人吉用学園が運営する専修学校「九州総合スポーツカレッジ」のサッカークラブである。
概要と歴史
チームの創部は、同校が開校した2005年。大分県社会人サッカーリーグ3部にtrico FCとして加盟し、8試合71得点無失点で全勝優勝、特例で翌2006年から1部に昇格する。
九州総合スポーツカレッジサッカー部に改称した2006年は、10戦全勝で優勝し九州各県リーグ決勝大会に進出したが、熊本県教員蹴友団に初戦で敗れ、九州サッカーリーグ昇格を逃す。
2007年は8勝2敗で3位に終わるが、2008年、9勝1分の成績で2年ぶりに優勝。九州各県リーグ決勝大会で優勝し、創部5年目にして九州リーグに初昇格。
昇格初年の2009年、続く2010年と2年連続で4位と好成績を挙げたものの、その後は年々順位を下げ、5シーズン目となる2013年には10クラブ中最下位となり九州リーグから降格。6シーズンぶりに大分県リーグ1部に参加することとなった。
大分県リーグ1部では4年連続準優勝と優勝にあと一歩届かない成績が続いたが、2018年の県リーグでは10戦無敗で10年ぶりの優勝。九州各県リーグ決勝大会では2回目の優勝を果たし、6年ぶりの九州リーグ復帰を決めた。
2019年の九州リーグでは開幕から5連敗。第6節のNIFS KANOYA FC戦に勝利しようやくシーズン初勝利を挙げたものの、90分での勝利は結局この1試合のみ。7連敗の後川副クラブに1-1からPK戦の末勝利したもののその後4連敗でシーズンを終え、1勝1PK勝16敗の勝点5、9位の九州三菱自動車に勝点差12をつけられる大差の最下位に終わり、1シーズンで大分県リーグに降格となった。
2022年は大分県リーグ1部で優勝すると、2023年1月の九州各県リーグ決勝大会で準優勝し、4シーズンぶりに九州リーグに復帰した。しかし2023年シーズンは開幕から10連敗しその間2得点50失点、6月25日第11節Brew KASHIMAに1-1で引き分け復帰後初の勝点を挙げ、7月30日第16節日本製鉄大分に3-1で再昇格後初勝利を挙げたものの、それ以外の試合で全敗し1勝1分16敗勝点4の最下位、10失点した試合が3試合あったこともあり得点8に対し失点86、得失点差-78に終わり、再び1シーズンで大分県リーグ降格となった。
Jリーグ・大分トリニータの特別提携校であり、監督の金本圭太のほか、プロ経験を持つ監督コーチによる指導が行われている。
戦績
年 |
所属 |
順位 |
勝点 |
試合 |
勝 |
分 |
負 |
得点 |
失点 |
差 |
監督
|
2005 |
大分県3部 |
優勝 |
27 |
9 |
9 |
0 |
0 |
71 |
0 |
71 |
金本圭太
|
2006 |
大分県1部 |
優勝 |
30 |
10 |
10 |
0 |
0 |
43 |
6 |
37
|
2007 |
3位 |
24 |
10 |
8 |
0 |
2 |
54 |
10 |
44
|
2008 |
優勝 |
10 |
28 |
9 |
1 |
0 |
50 |
3 |
47
|
年 |
所属 |
順位 |
勝点 |
試合 |
90分勝 |
PK勝 |
PK負 |
90分負 |
得点 |
失点 |
差 |
監督
|
2009 |
九州 |
4位 |
25 |
16 |
6 |
3 |
1 |
6 |
36 |
35 |
1 |
金本圭太
|
2010 |
4位 |
21 |
16 |
5 |
2 |
2 |
7 |
30 |
41 |
-11
|
2011 |
5位 |
26 |
18 |
8 |
0 |
2 |
8 |
43 |
44 |
-1
|
2012 |
8位 |
16 |
18 |
4 |
1 |
2 |
11 |
36 |
54 |
-18
|
2013 |
10位 |
13 |
18 |
2 |
3 |
1 |
12 |
25 |
95 |
-70
|
年 |
所属 |
順位 |
勝点 |
試合 |
勝 |
分 |
負 |
得点 |
失点 |
差 |
監督
|
2014 |
大分県1部 |
2位 |
22 |
10 |
7 |
2 |
1 |
19[1] |
5
|
14
|
金本圭太
|
2015 |
2位
|
19
|
10
|
6
|
1
|
3
|
4[1] |
3
|
1
|
2016 |
2位
|
24
|
10
|
8
|
0
|
2
|
9[1] |
4
|
5
|
2017 |
2位 |
20
|
10
|
7
|
1
|
2
|
12[1] |
4
|
8
|
2018 |
優勝 |
28 |
10 |
9 |
1 |
0 |
14[1] |
4
|
10
|
年 |
所属 |
順位 |
勝点 |
試合 |
90分勝 |
PK勝 |
PK負 |
90分負 |
得点 |
失点 |
差 |
監督
|
2019 |
九州 |
10位 |
5 |
18 |
1 |
1 |
0 |
16 |
12 |
61 |
-49 |
金本圭太
|
年 |
所属 |
順位 |
勝点 |
試合 |
勝 |
分 |
負 |
得点 |
失点 |
差 |
監督
|
2020
|
大分県1部
|
4位
|
14
|
10
|
4
|
2
|
4
|
2[1]
|
7
|
-5
|
金本圭太
|
2021
|
3位
|
18
|
10
|
5
|
3
|
2
|
4[1]
|
2
|
2
|
2022 |
優勝 |
26 |
10 |
8 |
2 |
0 |
9[1] |
1
|
8
|
2023 |
九州 |
10位 |
4 |
18 |
1 |
1 |
16 |
8 |
86 |
-78
|
グラウンド
九州総合スポーツカレッジキャンパス(宇佐市)内に設置。日本サッカー協会公認のロングパイル人工芝フィールド1面と、第2グラウンド1面がある。
2018年に宇佐市平成の森スポーツ公園陸上競技場(現:平成令和の森スポーツ公園)が完成後、公式戦では主に同会場を使用している。
出身者
主なタイトル
脚注
- ^ a b c d e f g h 後期・上位リーグ3試合のみの成績(前期リーグの勝ち点は後期に持ち越しとなるが、得失点差は後期のみの成績で順位を決定するため)。
外部リンク