1941年半ばに部隊は第210地上攻撃航空団/第I飛行隊に改称され、ソ連への攻撃の準備のために東部へ移動した。東部での作戦が始まってからシェンクは50回以上の戦闘爆撃任務に出撃し、第1飛行中隊の指揮を執り続けて、9機の敵機を撃墜した後の1941年8月14日に騎士鉄十字勲章を授与された。その後短期間レヒリンで第210実験飛行中隊(Eprobungsstaffel Me 210)の指揮官として過ごし、1942年1月に第I飛行隊の飛行隊長としてZG 1に戻った。この時点でシェンクは300回の出撃で18機の撃墜と数多くの敵船舶、戦車、輸送車両の破壊をロシア侵攻作戦期間中の戦果としていた。
1942年8月にシェンクはドイツ航空省のスタッフの地位へ異動となった。10月30日に騎士鉄十字勲章に柏葉が追加授与され、1943年1月にはフォッケウルフ Fw190戦闘爆撃機を装備し地中海戦線に展開する第1地上攻撃航空団の航空団司令に任命された。12月に再び戦闘中に負傷し、入院するが退院後に地上攻撃機兵種総監(Inspizient der Schlachtflieger)に任命された。
Obermaier, Ernst (1976). Die Ritterkreuzträger der Luftwaffe 1939-1945 Band II Stuka- und Schlachtflieger (in German). Mainz, Germany: Verlag Dieter Hoffmann. ISBN 3-87341-021-4.
Obermaier, Ernst (1989). Die Ritterkreuzträger der Luftwaffe Jagdflieger 1939 - 1945 (in German). Mainz, Germany: Verlag Dieter Hoffmann. ISBN 3-87341-065-6.
Schaulen, Fritjof (2005). Eichenlaubträger 1940 - 1945 Zeitgeschichte in Farbe III Radusch - Zwernemann (in German). Selent, Germany: Pour le Mérite. ISBN 3-932381-22-X.
Scherzer, Veit (2007). Ritterkreuzträger 1939–1945 Die Inhaber des Ritterkreuzes des Eisernen Kreuzes 1939 von Heer, Luftwaffe, Kriegsmarine, Waffen-SS, Volkssturm sowie mit Deutschland verbündeter Streitkräfte nach den Unterlagen des Bundesarchives (in German). Jena, Germany: Scherzers Miltaer-Verlag. ISBN 978-3-938845-17-2.
外部リンク
“Wolfgang Schenck” (German). Lexikon der Wehrmacht. 31 July 2011閲覧。