『ヴィクトリア女王 世紀の愛』(ヴィクトリアじょおう せいきのあい、The Young Victoria)は、2009年のイギリスとアメリカの合作映画。若き日のヴィクトリア女王の半生を描いた伝記映画である。この映画の発案者は、エリザベス2世女王の次男ヨーク公爵アンドルー王子の元妻のセーラ・ファーガソンである。
第82回アカデミー賞では衣装デザイン賞を受賞、美術賞、メイクアップ賞にノミネートされた。
あらすじ
19世紀のイギリス。老いた国王ウィリアム4世の王位継承者は、亡き弟の娘である10代の少女ヴィクトリアだった。18歳になれば彼女は成人と見なされるが、権力を欲する母親のケント公爵夫人とその愛人のコンロイは、摂政政治を認めろとヴィクトリアに要求し続けていた。
ドイツから来た青年アルバートと親しくなるヴィクトリア。彼はヴィクトリアの叔父であるベルギー国王の甥で、ヴィクトリアの夫候補として送り込まれた男だった。アルバートと文通を始めるヴィクトリア。政治家たちもヴィクトリアへの接近を図り、首相のメルバーンがヴィクトリアの信頼を勝ち取った。
1837年、ウィリアム4世は亡くなり、ヴィクトリアは18歳の若さで[2]女王となった。母親を遠ざけ、メルバーンに頼るヴィクトリア。政権が交代するとメルバーンは失脚したが、ヴィクトリアは友としてメルバーンを庇い続けた。その行動を議会や市民から非難されたヴィクトリアは、いつも励ましの手紙をくれるアルバートとの結婚を決意し、ドイツから呼び寄せた。
忙しい女王が得られる結婚の休暇は3日間だった。アルバートの叔父のベルギー国王は、さっそく彼を利用しようと手紙を送った。しかし従わないアルバート。アルバートは妻を愛し、誠実に尽くす男だったのだ。アルバートの愛の強さに気付いたヴィクトリアは9人の子を儲け、アルバートの死後も貞淑な妻として一生を送るのだった。
キャスト
この他、ヴィクトリア女王とアルバート公の昆孫にあたるヨーク公爵令嬢ベアトリス王女が侍女役で出演している。
評価
レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは156件のレビューで支持率は76%、平均点は6.50/10となった[3]。Metacriticでは29件のレビューを基に加重平均値が64/100となった[4]。
参考文献
外部リンク
|
---|
治世 | |
---|
家族 | |
---|
文化的影響 |
映画 | |
---|
テレビ | |
---|
漫画 | |
---|
音楽 | |
---|
船舶 | |
---|
地名 | |
---|
教育・研究施設 | |
---|
切手 | |
---|
コイン | |
---|
|
---|
関連事項 | |
---|
カテゴリ |