ロンドン・アイリッシュRFC(英: London Irish RFC)は、イングランドのロンドンに本拠地を置くラグビーユニオンクラブである。アイルランドのアイデンティティーを持つ。
元々はイングランド南東部サリー、サンベリー・オン・テムズ(英語版)を拠点としていた。現在もクラブの管理事務所はサンベリー・オン・テムズのHazelwood Driveにあり、シニアチームの練習、ユースチームとシニアアカデミーのホームゲームがプレーされる。RFUチャンピオンシップ(2部)でプレーした2016-17シーズンと2018-19シーズンを除いて、イングランドラグビーユニオンの最上位ディビジョンであるプレミアシップに(1996–97シーズンの開幕以来)毎シーズン参加している。また、2018年の廃止までアングロ=ウェルシュ・カップに参加し、ヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップとヨーロピアンラグビーチャレンジカップにも参加してきた。チャンピオンシップ(2部)でプレーした2016-17および2018-19シーズンには、ブリティッシュ・アンド・アイリッシュ・カップ(英語版)およびその後継大会のRFUチャンピオンシップカップ(英語版)でそれぞれプレーした。かつてのホームスタジアムはバークシャー・レディングにあるマデイスキー・スタジアムであったが、2019-20シーズンの終わりにブレントフォード・ コミュニティ・スタジアム(英語版)に移転した。
ロンドン・アイリシュは2002年に初の主要タイトル(Powergen Cup、後のアングロ=ウェルシュ・カップ)を勝ち取った。また、2009年にはプレミアシップの決勝に進出し、トゥイッケナムでの決勝戦ではレスター・タイガースに10対9で惜敗した[1]。2007-08シーズンはハイネケンカップの決勝に後一歩まで迫ったが、トゥイッケナムで行われた準々決勝でスタッド・トゥールーザンに15対21で敗れた[2]。
クラブのマスコットはDiggerと呼ばれるアイリッシュ・ウルフハウンドのキャラクターである。
ロンドン・アイリッシュはアイルランドからの労働移民(エグザイル、exiles)および学生移民によってイングランドで結成されたクラブである。ホームカントリーからのエグザイルのクラブとしては1878年のロンドン・スコティッシュ、1885年のロンドン・ウェルシュに続いて最後に結成された。初試合は1898年10月1日にハーン・ヒル(英語版)・アスレティック・グラウンドで開催された。対戦相手はHammersmith clubで、ロンドン・アイリッシュが8対3で勝利した。
2023年6月、運営に必要な資金不足を解消できなかった影響で資格停止処分が下されたので2023-2024年シーズンのプレミアシップに参加できなくなった[3]。
2022-23シーズンのスコッド(2022年8月現在)
フッカー
プロップ
ロック
フランカー/No.8
スクラムハーフ
フライハーフ
センター
ウイング
フルバック
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