レオ・シャープ(Leo Sharp、1924年5月7日 - 2016年12月12日)は、アメリカ合衆国の園芸家である。
経歴
1924年5月7日、インディアナ州ミシガン・シティに生まれる[1]。ミシガン州デトロイトで育った[1]。
高校を卒業したのち、アメリカ陸軍に入隊し[2]、第88歩兵師団(英語版)に所属した[3]。第二次世界大戦でイタリア戦線に従軍し、ブロンズ・スター・メダルを授与された[1]。
戦後、ミシガン・シティ近郊に46エーカーの農地を持ち、ブルックウッド・ガーデンズを起業した[2]。1990年代中盤までには、デイリリー栽培の達人として知られるようになった[2]。しかし、顧客がインターネット経由で種子を購入するようになると、彼の事業はデジタルの世界に適応できず、低迷した[2]。
2009年、シナロア・カルテルの運び屋に就いた[2]。彼の愛称は、スペイン語で「おじいさん」を意味する「エル・タタ」であった[2]。2011年まで麻薬の運び屋を務めた彼は、合計1,400ポンド以上の麻薬を運んだことを認めている[1]。麻薬の運び屋を務めた理由については、デイリリーと同じようにコカインは人々を幸せにする植物だからである、と語った[4]。
2016年12月12日、92歳で死去[5]。彼の遺体は国立太平洋記念墓地(英語版)に埋葬された[2]。
大衆文化
2018年に公開されたクリント・イーストウッド監督・主演の映画『運び屋』は、『ニューヨーク・タイムズ』のサム・ドルニックの記事「The Sinaloa Cartel's 90-Year-Old Drug Mule」に基づいている[6][7]。
脚注
関連文献