ジェイソン・ランキャスター/ Jason Lancaster - ギター・ヴォーカル(2007年4月に脱退。)
略歴
結成
2005年の冬に地元で活動していたローカルバンド「Defining Moment」と「Kid Named Chicago」のメンバー達によって「Mayday Parade」が結成された。バンド名は、メンバー全員が屋根に登って、ウィンター・パレードを見ながら時間を過ごすことが多かったこと、そしてギタリストのアレックスが「Mayday」という言葉が好きだったことから名付けられた。
結成直後に、自主制作で1stEP『Tales Told by Dead Friends』をリリース。その後も地道にライブ活動を行いながら徐々に知名度を上げていき、自主制作にもかかわらず結果的に1万枚以上を売り上げた。
そして約1年後の2007年7月10日、1stアルバム『A Lesson in Romantics』をリリースし、ビルボードTop Heatseekersにて31位を記録する。その後もじわじわと人気が広がっていき、結果的に10万枚以上を売り上げた[2]。なお、このアルバム完成直後に、バンド内で主に作曲を担当していた、ギタリストのジェイソン・ランキャスターが脱退している。ちなみに、1stアルバムで聴けた二種類のヴォーカルのうち、渋くて低い方の声は彼のもの。9月には人気バンド「パラモア」と共に来日公演を行った[3][4]。
2009年10月6日、2ndアルバム『Anywhere But Here』をリリース。前作から2年近くを空けてリリースされたこのニューアルバムは、全米アルバムチャートにて初登場31位を記録。ちなみに、1stアルバムで主に作曲を行っていたジェイソン・ランキャスターが脱退していたため、今作における全ての作曲はデレック・サンダースとプロデューサーのデイヴィッド・ベンデスが共同で行っているが、メジャー作品ということもあり、以前のエモ / インディー・ロック寄りのインディーズテイストは、かなり薄れている。このことについてデレックは、後のインタビューにおいて、当時少なからずレーベルからの圧力があり、自由に作曲活動ができなかったことを明かしている。当然の如く、リリース直後はファンの間で大きな賛否両論が巻き起こり、ジェイソン・ランキャスターの脱退を嘆く声が多く聞かれた。