『ミッキーのレーシングチャレンジUSA』(ミッキーのレーシングチャレンジユーエスエー、英題:Mickey's Speedway USA)は、レアが開発し任天堂より発売されたレースゲーム。
NINTENDO64版は欧米で2000年11月に、日本で2001年1月21日に発売。ゲームボーイカラー版は欧米で2001年3月に発売され、日本では未発売。
ディズニーのキャラクターたちがレーシングカートに乗り、アメリカ合衆国の各地を舞台にレースを行うという内容。レア開発、任天堂発売のディズニー作品のレースゲームとしては、1999年発売の『Mickey's Racing Adventure(英語版)』(日本未発売)以来となる。
ストーリー
ある日の朝、ミッキーが飼い犬のプルートに朝ご飯を与えようと犬小屋に近づいたが、中にプルートはいなかった。そして、犬小屋には1枚の紙切れがピン留めされており、そこには数人のウィズルによりプルートがトラックに押し込められている写真と「おまえのイヌとダイアモンドのくびわはあずかった!」というメッセージがあった。ミッキーは仲間たちに電話をかけて協力を呼びかけ、ヴォン・ドレイク教授からレースカーの提供を受けた。一方、話を盗み聞きしていたピートは、プルートを見つければ金がもらえると考えて期待を膨らませた。
こうして、ミッキーたちはプルートを取り戻すべくレースカーでアメリカ中をめぐることになる。
システム
NINTENDO64版はレアが開発し任天堂より1997年に発売された『ディディーコングレーシング』のスタイル(3Dのコースでレースカーの後方視点)を、ゲームボーイカラー版は前述の『Mickey's Racing Adventure』のスタイル(2Dのコースで見下ろし視点)を踏襲している[5][6]。
レースでは、コースを3周して早くゴールすることを目指す。コース上にあるタルに触れると、後述のウェポン(アイテム)のうち1つを入手できる。また、NINTENDO64版ではコース上のトークン(コイン)を取得するごとに最高速度が上昇する。
NINTENDO64版とゲームボーイカラー版の両方には、グランプリモード、タイムトライアルモード、トレーニングモード、対戦モードがあり、NINTENDO64版ではさらに、レースカーに取り付けられた風船を攻撃して割るという対戦モードも収録している[7][6]。
操作キャラクター
ウェポン
- トークン デリバリー
- 3個のトークンが手に入る。NINTENDO64版のみ。
- スプリンタ
- レースカーが一時的に加速する。
- ペイント スポッチャ
- 道路に液体を撒き、この上を通過するレースカーをスリップさせる。
- ベースボール チャッカー
- 野球ボールを前方に投げるか後方に置くかして、当たったレースカーをクラッシュさせる。
- トレース チェイサー
- ラジコンカーが前方のレースカーを追跡して体当たりしスリップさせる。NINTENDO64版のみ。
- マグノ フライヤー
- 飛行機がコースに沿って飛行し前方のレースカーを攻撃する。
- シールド シェル
- 一時的に無敵状態かつトップスピードで走行できる。
- ストーミー ウェザー
- 前方の全てのレースカーの走行速度を低下させることができる。
脚注
外部リンク