マーシオ・"ペジパーノ"・クルーズ(Márcio "Pe de Pano" Cruz、1978年4月24日 - )は、ブラジルの男性柔術家、総合格闘家。リオデジャネイロ州出身。グレイシー・フュージョン所属。
「ペジパーノ」というニックネームは、アニメに登場するポニーのキャラクターに似ていることに由来している。
来歴
2001年4月、第4回アブダビコンバット99kg以上級に参戦。1回戦でマイク・ヴァン・アースデールにレッグロックで一本勝ちするものの、2回戦でショーン・アルバレスに敗北。その後怪我のアルバレスに代わって3位決定戦に登場し、リコ・ロドリゲスを破って3位入賞。無差別級では1回戦でホベルト・トラヴェンにポイント勝ちするものの、2回戦では師カーロス・グレイシーの甥にあたるジアン・マチャドに勝利を譲り開始5秒で一本負けした。
2003年5月、第5回アブダビコンバット99kg以上級の決勝でファブリシオ・ヴェウドゥムに一本勝ち、優勝を果たした。また無差別級にも出場するが、3位決定戦でヴェウドゥムに今度は敗れ、4位に終わった。
同年7月、世界柔術選手権ではアブソルート級に出場。同門のホジャー・グレイシーを破り、同階級の連覇を達成した。
2005年5月、第6回アブダビコンバット99kg以上級に出場。1回戦でミオドラグ・ペトコビッチにスリーパーホールドで一本勝ち、2回戦でダニエル・グレイシーに判定勝ち、準決勝でガブリエル・ゴンザーガにアンクルホールドで一本負け、3位決定戦でファブリシオ・ヴェウドゥムに判定負け、第4位となった。
2005年10月7日、総合格闘技初挑戦およびUFCデビューとなったUFC 55で国原継悟と対戦し、フロントチョークで一本勝ち。
2006年4月15日、UFC 59でジェフ・モンソンと対戦し、判定負け。12月30日のUFC 66ではアンドレイ・アルロフスキーにKOで敗れ、UFCからリリースされた。
2006年5月26日、グラップリング大会L.A.SUB-Xでジェフ・モンソンと再戦し、引き分け。
2007年5月、アブダビコンバット99kg以上級に出場。準決勝でホーレス・グレイシーに負け、3位決定戦でダレン・アンディに勝ち、第3位となった。
2008年6月8日、戦極初参戦となった戦極 〜第三陣〜でチェ・ムベと対戦し、腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。
戦績
総合格闘技 戦績
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9 試合
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(T)KO
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一本
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判定
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その他
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引き分け
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無効試合
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7 勝
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2
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3
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1
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1
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0
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0
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2 敗
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1
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0
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1
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0
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グラップリング
勝敗
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対戦相手
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試合結果
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大会名
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開催年月日
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△ |
ジェフ・モンソン |
ポイント0-0 |
L.A.SUB-X |
2006年5月26日
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獲得タイトル
- 世界柔術選手権 茶帯スペルペサード級優勝、アブソルート級優勝(2000年)[1]
- 世界柔術選手権 黒帯ペサディシモ級3位、アブソルート級3位(2001年)[2]
- 世界柔術選手権 黒帯ペサディシモ級優勝、アブソルート級優勝(2002年)[3]
- 世界柔術選手権 黒帯アブソルート級優勝(2003年)[4]
- ブラジル柔術選手権 黒帯スペルペサード級優勝、アブソルート級優勝(2000年)
- ブラジル柔術選手権 黒帯ペサディシモ級優勝、アブソルート級2位(2001年)
- 第4回アブダビコンバット 99kg以上級 3位(2001年)
- 第5回アブダビコンバット 99kg以上級 優勝(2003年)
- 第7回アブダビコンバット 99kg以上級 3位(2007年)
- WFOヘビー級王座(2009年)
脚注
関連項目
外部リンク