マンクスマン (HMS Manxman) は、イギリス海軍の水上機母艦。
艦歴
「マンクスマン」はミッドランド鉄道のフェリーとして、バロー=イン=ファーネスのヴィッカース・リミテッドで建造され、ヒーシャムとダグラス間の連絡に使用された。1915年後半に海軍本部の要求により、チャタム工廠で水上機母艦に改装される。この改装により航空機格納庫2基および飛行甲板が増設された。1916年4月17日に就役し軍務につく。運用機種はソッピース ベイビー、ソッピース パップ、ソッピース キャメル、ショート184等が含まれた。
就役後「マンクスマン」はロスサイスを拠点として1917年10月まで活動し、その後地中海に移動した。1919年12月24日に解役され、1920年2月12日にアイル・オブ・マン・スチーム・パケット・カンパニーに売却された。
「マンクスマン」は1941年10月に再び軍務に使用されることとなる。「マンクスマン」の艦名はすでに別の艦に使用されていたため、「HMS Caduceus」と命名された。「Caduceus」は本国水域でレーダー訓練艦として使用され、1945年に陸軍省の兵員輸送に使用された。その後1945年8月9日にスクラップとして売却された。
関連項目