マイケル・ヴィクター・ベリー卿(Sir Michael Victor Berry、1941年3月14日 - )は、イギリス、ブリストル大学の数理物理学者。
経歴
1962年エクセター大学卒業、1965年にセント・アンドリューズ大学からPh.D.を取得。ブリストル大学で博士研究員となり、1988年から現職。
1982年王立協会フェローに選ばれ、1996年にはナイト爵を授けられている。2006年からは Proceedings of the Royal Society の編集者を務めている。
量子力学において観察される現象であるベリー位相で有名。専門は、半古典論(asymptotic physics, 量子カオス、量子光学)など。
カリフォルニア州チャップマン大学でInstitute for Quantum Studiesにも属している。
出版物
- Diffraction of Light by Ultrasound, 1966
- Principles of Cosmology and Gravitation, 1976
- About 395 research papers, book reviews, etc., on physics [2]
受賞歴
関連項目
- en:Berry-Robbins problem
- ベリー位相 (Berry位相)
- Berry-Tabor予想(conjecture) - 1977年BerryとTaborにより古典力学系が可積分(自由度が2以上)ならば対応する半古典量子系の固有値の間隔分布は(固有値間の相関がないランダムな)ポアソン分布になると予想した。[3]ただし、調和振動子系は除く。
- Berry–Robbins distribution - distribution of level spacing
関連書籍
脚注
外部リンク