ナショナルアレーナン(Nationalarenan、スポンサー名義でフレンズ・アレーナ、2024年7月よりストロベリー・アレーナ[2])は、スウェーデン・ストックホルム県ソルナにある開閉式屋根の多目的ナショナルスタジアム。サッカースウェーデン代表とAIKソルナがホームスタジアムとして使用している。
スタジアム周辺はホテルや商業施設、企業オフィスなどが一帯となった複合型スポーツ施設となっている[3]。
概要
フレンズ・アレーナは、2009年に着工し、2012年に完成。なお、竣工後にここより2km離れた場所にあるロースンダ・スタディオンは取り壊しが決定され、75年の歴史に幕を下ろした[4]。建設工事着工以前の2007年10月から国内の銀行であるスウェドバンクへスタジアムの命名権を売却し、「スウェドバンク・アレーナ」 (Swedbankk Arena)と命名されていた[5]。しかし、スタジアムが完成する前の2012年3月28日、同銀行は日本のNPO法人にあたるFriends財団へ命名権を無償で譲渡したため、以降は「フレンズ・アレーナ」 (Friends Arena)と呼称されている[6]。
冬季は気温が低く、屋外でのサッカーの試合が難しいストックホルムにおいてもサッカースウェーデン代表などの国際Aマッチを開催するため、そして1年を通して良質な芝を養生するためにオランダのHollandia(オランダ語版)社製の開閉式屋根が付設されている[7]。屋根の東西を繋ぐ8本の鉄骨の上を車輪で滑らせて開閉させ、可動部の屋根はピッチサイズをわずかに上回る107×80mとなっている[8]。また、サッカーの他、音響設備やピッチ中央の天井部分に映像装置を設置するなど、大きなコンサートなどのイベントも開催することが可能である[9]。
スタジアム初の国際Aマッチは2012年11月14日に行われたスウェーデン代表対イングランド代表の親善試合であり、4-2でスウェーデン代表が勝利した[10]。なお、スウェーデンの4点目にあたるズラタン・イブラヒモヴィッチによるゴールから25mの位置で蹴ったオーバーヘッドによる得点は、この年のFIFAプスカシュ賞を受賞した[11]。
開催された主な試合・イベント
サッカー
日付 |
ホームチーム |
結果 |
アウェーチーム |
ラウンド
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2013年7月28日 |
ドイツ |
1-0 |
ノルウェー |
決勝
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コンサート
日付 |
アーティスト |
ツアー/イベント |
観客
|
2013年7月13日 |
アイアン・メイデン |
Maiden England World Tour |
55,531
|
2016年7月3日 |
コールドプレイ |
A Head Full of Dreams Tour |
53,575
|
2018年7月2日 |
エミネム |
Revival Tour |
57,520
|
2018年7月14日 |
エド・シーラン |
÷ Tour |
55,540
|
2019年12月5日 |
アヴィーチー |
Tribute Concert |
58,163
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ギャラリー
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2014年の空撮
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建設中のスタジアム (2010年)
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2013年の外観
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2013年の内観
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併設されているホテルとスタジアム
アクセス
脚注
関連項目
外部リンク