パワー・フォー・リビング(Power For Living)は米国のアーサーS.デモス財団(Arthur S. DeMoss Foundation)が無料配布しているキリスト教系書籍の名称。
来歴
概略
- 『パワー・フォー・リビング』の原書は、キリスト教プロテスタント単立教派の牧師Jamie Buckinghamが書いたキリスト教系書籍。クリスチャンとなった有名人の体験等を綴ったもので、未入信者向けの内容である。
- 日本語版は2007年1月1日発行、その内容はクリスチャンの証し、クリスチャンになるためのキャンパス・クルセード・フォー・クライストの四つの法則、クリスチャン生活を送るための聖霊の力である。末尾に「さらにお知りになりたい方へ」と、料金受取人払の郵便葉書が綴じ込みで付いている。なお「成功を手にした8人」は、次の通り。
- 日本語版の窓口は福音派の尾山謙仁牧師と宣教団体新生宣教団である。
アーサーS.デモス財団
- 『パワー・フォー・リビング』を配布しているアーサーS.デモス財団は、主にキリスト教プロテスタント福音派を支援している財団で、特に中絶や同性愛に反対し、創造論、創造科学やインテリジェント・デザインの普及をはかるキリスト教右派との繋がりが深いとされている。
- キリスト教を広めることを目的としたものであり、独自の教義や教祖を持つ宗教団体ではない。よって、財団の活動に協力するキリスト教信者はいても、財団ないし『パワー・フォー・リビング』それ自体の信者という者は存在しない。CMに出演している人達はプロテスタントのキリスト教徒である。
- 財団の豊富な資金力を背景に、『パワー・フォー・リビング』配布のための広告活動がこれまでアメリカ、ドイツでなされてきており、2007年1月8日から2月1日まで日本でも新聞広告及びコマーシャルを流すようになった。
- ドイツではこの財団のコマーシャルは、ドイツ連邦放送審議会(Germany's Federal Broadcasting Commission)によって「宗教思想を宣伝する広告」であると認定され、2002年1月に放送禁止となっている。
有名人の関係者
- 日本版コマーシャルの出演者
- アメリカ版コマーシャルの出演者
全員プロテスタントのキリスト教徒として知られている。
日本国内での反響
脚注
- ^ a b c 出典:講談社「週刊現代」 平成19年2月10日号
関連項目
外部リンク