この項目では、バンク・オブ・アメリカ の企業向け業務、投資銀行業務を担う部門について説明しています。独立企業であった時期のメリルリンチ、および、バンク・オブ・アメリカによる買収後に資産管理会社として存続しているメリルリンチについては「メリルリンチ 」をご覧ください。
バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ (Bank of America Merrill Lynch) は、バンク・オブ・アメリカ ・コーポレーションのグローバル・バンキング業務およびグローバル・マーケット業務のためのマーケティング上の名称[ 2] 。業務は、M&A 、株式 や債権 資本市場、融資 、株式売買 、リスクマネジメント 、市場調査 、流動性および支払いの管理など多岐にわたる[ 1] 。2009年 1月にバンク・オブ・アメリカ がメリルリンチ を買収したのを受けて、両者の企業向け業務と投資銀行業務を統合して設立された。
沿革
2009年 1月1日 にバンク・オブ・アメリカ はメリルリンチ の買収を完了した[ 3] 。バンク・オブ・アメリカは、同年9月に、傘下のすべての企業向け業務と投資銀行業務をリブランディングして「バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ」に統一した[ 4] 。
2010年 4月、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチはクリスチャン・メイスナー (Christian Meissner) をヨーロッパ、中東、アフリカにおける投資銀行業務の代表者に任命した[ 5] 。
2011年 4月、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチは、企業向け業務と投資銀行業務を一部門に統合した[ 6]
2013年 10月、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチは、雑誌『The Banker 』による2013年の投資銀行賞 (Investment Banking Awards) において[ 7] 「最も革新的な投資銀行 (the Most Innovative Investment Bank of the Year)」に選ばれた[ 8] 。
オペレーション
バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチは、地理的な部門分けによって、アジア太平洋、ヨーロッパ・中東・アフリカ、ラテンアメリカ、アメリカ合衆国とカナダの4つに分割されている[ 2] 。
バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのオフィスが入居している、ニューヨーク市の250 Vesey Street (旧 Four World Financial Center)。
市場占拠率
バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチは、2010年 には全世界の投資銀行中最高の収益を上げ、世界市場の6.8%を占めていた[ 9] 。この年は特に、レバレッジ ・ローンと資産担保証券 においては、世界最大の収益であった[ 9] 。
2011年 にも、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチは、JPモルガン・チェース に次いで世界第2位の収益を上げ、世界市場の7.4%を占めた[ 10]
脚注
外部リンク