ハリソン郡 (ミズーリ州)
ハリソン郡(ハリソンぐん、英: Harrison County)は、アメリカ合衆国ミズーリ州の北西部に位置する郡である。2010年国勢調査での人口は8,957人であり、2000年の8,850人から1.2%増加した[1]。郡庁所在地はベサニー市(人口3,292人[2])であり、同郡で人口最大の都市でもある。ハリソン郡は1845年2月14日に設立され、郡名はミズーリ州選出のアメリカ合衆国下院議員アルバート・G・ハリソンに因んで名付けられた。 地理アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は726.45平方マイル (1,881.5 km2)であり、このうち陸地725.13平方マイル (1,878.1 km2)、水域は1.32平方マイル (3.4 km2)で水域率は0.18%である[3]。 主要高規格道路隣接する郡
人口動態
宗教2000年宗教データアーカイブ協会郡別信徒報告書に拠れば、ハリソン郡は福音主義プロテスタントが最多数を占める。ただし人口の37.69%はいかなる宗派も申告していない。最も多い会派は南部バプテスト連盟の44.11%、続いてメソジスト教会の10.77%、ディシプルズ・オブ・クライストの10.76%である。 都市と町
政治地方ハリソン郡の地方レベルでは共和党が完全に政治を支配しており、郡の選挙で選ばれる役職を独占している。 国政
大統領選挙のレベルでは共和党を支持しがちである。2000年と2004年の大統領選挙では、ジョージ・W・ブッシュが容易にハリソン郡を制した。1992年のビル・クリントンが最後に郡を制した民主党候補者となっている。2008年の選挙では、州内の田園部にある郡と同様、バラク・オバマよりジョン・マケインを選んだ。 ハリソン郡は州北西部にある田園部郡と同様、社会的にまた文化的に保守的であり、それが共和党支持の傾向に影響している。2004年の州民投票では、結婚を男と女の結合として定義する州憲法改正案をハリソン郡は81%という圧倒的多数で賛成した。州全体でも71%の賛成で可決し、ミズーリ州は同性結婚を禁止する最初の州になった。2006年の州民投票では、胚性幹細胞の研究を予算化し、合法化する憲法改正案が掛けられたが、ハリソン郡では56%が反対した。州全体では51%の賛成と辛うじて改正が成立し、胚性幹細胞の研究を最初に認めた州の1つになった。郡民は伝統的に社会問題に保守的であるが、最低賃金の増加のような人民主義的施策は支持する傾向にある。やはり2006年の州民投票で最低賃金を時間あたり6.50ドルに増やす命題については、ハリソン郡では61%が支持した。この命題は州内のどの郡でも支持され、75.94%が賛成した。 2012年大統領予備選挙2012年の大統領予備選挙で、ハリソン郡は共和党のリック・サントラムを支持し、州全体でもサントラムが勝ったが、全国的な指名争いでは元マサチューセッツ州知事のミット・ロムニーに敗れた。 2008年大統領予備選挙2008年の大統領予備選挙で、ハリソン郡は共和党のジョン・マケインと民主党のヒラリー・クリントンを選んだ。民主党の予備選挙ではヒラリー・クリントンが1位となり、さらに共和党予備選挙で各候補に投じられた票数よりも多かった。 著名な出身者
脚注
外部リンク
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