ネーデルラント室内管弦楽団またはオランダ室内管弦楽団(オランダ語: Nederlands Kamerorkest)は、オランダ・アムステルダムを本拠地とする室内オーケストラである。
沿革
1955年にシモン・ゴールドベルクを中心として設立。1985年に「アムステルダム・フィルハーモニー管弦楽団」(Amsterdams Philharmonisch Orkest)と「ユトレヒト交響楽団」(Utrechts Symfonie Orkest)とが合併し、ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団となるが、「ネーデルラント室内管弦楽団」の名称で引き続き活動を行っている[1]。
コンサート活動が中心であるが、ネーデルラント・フィルハーモニーとともにネーデルラント・オペラのピットに多く入る楽団である[1]。
指揮者・楽団構成・メンバー
かつて指揮を務めた主要な指揮者としては、ゴールドベルク、デイヴィッド・ジンマン、アントニ・ロス=マルバらがいる。合併後はネーデルランド・フィルと兼任でヘルムート・ヘンヒェンが首席指揮者を務めた。2003年から同じく兼任でヤコフ・クライツベルクが首席指揮者に就任した。2011年にクライツベルクが病没したため、2011/12年のシーズンからマルク・アルブレヒトが就任した。またフィリップ・アントルモンが客演指揮者を務める。なお、2004年にコンサートマスターのゴルダン・ニコリッチが音楽監督に任命されている[2]。
首席指揮者
録音・録音活動
主なレコーディングは、レオポルト・ハーガー指揮・ジャン=ジャック・カントロフあるいはユリア・フィッシャーの独奏によるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全集、ゴールドベルクの独奏でJ・S・バッハのヴァイオリン協奏曲集、ジンマン指揮でJ・C・バッハのシンフォニア集などがある。
脚注
出典
外部リンク