「ドント・ノー・ホワイ」(原題:Don't Know Why)は、2002年7月にアメリカ合衆国のジャズ歌手ノラ・ジョーンズが発表した楽曲、及び同曲を収録したシングル。
アメリカ合衆国のシンガーソングライター、ジェシー・ハリスが作詞作曲を手がけ、1999年にジェシーのアルバム『Jesse Harris and the Ferdinandos』に収録された。その後ジェシーはノラに同曲を提供し、彼女の最初のスタジオ・アルバム『Come Away with Me』に収録された(日本では『ノラ・ジョーンズ』のタイトルで発売された。)。またシングルとしてもリリースされ、彼女のファースト・シングルとなった。2003年のグラミー賞において最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞(作詞作曲を手がけたジェシーが受賞)、最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞の3部門を受賞した。
2004年ごろから2005年ごろに放送された日本たばこ産業のCM「MEET YOUR DELIGHT編」にて、デヴィッド・モーガンがカバーしたバージョンが用いられた。このバージョンはCMオリジナルで、CD化の予定はないとしている[1]。
また、平井堅のカバーアルバム『Ken's Bar』(2003年)にも同曲のカバーが収録されている。なおこのカバーでは、作曲者のジェシー・ハリスがギターで参加している。
2008年にはJUJUがマキシシングル『どんなに遠くても...』の収録曲としてこの曲を取り上げ、カバーした。
ジャズ界でも、2004年にはハロルド・メイバーン・トリオがアルバム『Don't Know Why』のタイトル曲としてカバー、2005年にはヨーロピアン・ジャズ・トリオもアルバム『夜のタンゴ(Tango Notturno)』の中でカバーした。これらの演奏をもとに様々なジャズミュージシャンがカバー演奏を披露している。