姓名がスペインの作曲家アロンソ・ロボと紛らわしいが、ロボのつづりが Lobo であるのに対して、ローボは Lôbo のように、L の後の o にアクサンシルコンフレックスが載っている。
ローボの生涯については詳細が不明である。アルサソヴァスAlcáçovas に生まれ、エヴォラでマヌエル・メンデスに師事したことは分かっている。最初に得た地位はエヴォラ大聖堂楽長であった。1594年までにリスボン大聖堂の楽長に就任。リスボンでは Colégio da Claustra da Sé で教鞭を執り、後半生においては同地の神学校の音楽監督も勤めた。