デレク・トレント(英語: Derek Trent, 1980年3月12日 - )は、アメリカ合衆国テネシー州ノックスビル出身の男性フィギュアスケート選手。国際スケート連盟主催の競技会で4回転スローサルコウジャンプを成功させた最初の選手[1]。パートナーはティファニー・ヴァイスなど。
経歴
テネシー州のノックスビルに生まれ8歳からスケートを始めた。ノービス時代はアイスダンス選手として活動。その後、男子シングル選手として活動をし、ジュニアクラスになってからイリーナ・ボロビエワに師事し、ペアスケーティングに転向した異色の経歴を持つ。ジュニア時代にはケイティー・ガドコウスキーやステイシー・ペンスゲンらとのペアを組んでいたが、2003年よりティファニー・ヴァイスとペアを結成した。なお、このペアはスピンおよびジャンプがヴァイスは時計回り、トレントは反時計回りという珍しいペアでもある。2005-2006シーズン、カールシェーファーメモリアルで3位。2006年全米選手権で6位となり、翌2006-2007シーズンよりISUグランプリシリーズに参戦を果たした。
2007-2008シーズン、エリック・ボンパール杯のフリースケーティングで4回転スローサルコウジャンプを世界で初めて成功させた[1]。結果は4位。2008年全米選手権で自己最高位の4位となり、四大陸選手権代表に初選出されたが、2008年四大陸選手権では精彩を欠き8位に留まった。
2008-2009シーズンの全米選手権をもって競技引退した。
主な戦績
詳細
プログラム使用曲
シーズン
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SP
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FS
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2008-2009
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Sweet Remembrance of You 作曲:ウィリアム・ジョセフ
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Heroes + Return with Honor 作曲:ウィリアム・ジョセフ
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脚注
- ^ a b 国際スケート連盟 - エリック杯2日目 (PDF)
参考文献
外部リンク