『デイ・トリップ』(Day Trip)は、アメリカ合衆国のギタリスト、パット・メセニーが2005年に録音、2008年に発表したスタジオ・アルバム。
背景
メセニー、クリスチャン・マクブライド、アントニオ・サンチェスによるトリオのアメリカ・ツアーの合間に録音された[1]。「サン・オブ・サーティーン」と「スノーヴァ」は、元々はメセニーがアレックス・シピアギン(英語版)のアルバム『Returning』(2005年)に提供した曲で[7]、「ザ・レッド・ワン」はジョン・スコフィールドとのコラボレーション・アルバム『ジョン・スコフィールド&パット・メセニー』(1994年)で発表した曲の再演である[1][7]。
反響・評価
母国アメリカの総合アルバム・チャートBillboard 200では、2008年2月16日に138位を記録し[6]、『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートでは3位に達した[8]。イタリアでは、2008年1月31日付のアルバム・チャートで18位を記録した[2]。
John Fordhamは「ガーディアン」紙のレビューで5点満点中4点を付け「序盤ではポスト・バップ系にありがちな罠(過剰なテクニックと凝りすぎたテーマ)に嵌っているが、ほどなくメンバー3人による嬉々とした即興演奏に行き着いている」と評している[9]。
トラック・リスト
全曲ともパット・メセニー作曲。7.は日本盤ボーナス・トラック[10]。
# | タイトル | 作詞 | 作曲・編曲 | 時間 |
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1. | 「サン・オブ・サーティーン - "Son of Thirteen"」 | | | |
2. | 「アット・ラスト・ユーアー・ヒア - "At Last You're Here"」 | | | |
3. | 「レッツ・ムーヴ - "Let's Move"」 | | | |
4. | 「スノーヴァ - "Snova"」 | | | |
5. | 「カルヴァンズ・キーズ - "Calvin's Keys"」 | | | |
6. | 「イズ・ディス・アメリカ? - "Is This America? (Katrina 2005)"」 | | | |
7. | 「ワットノット - "Whatnot"」 | | | |
8. | 「ホェン・ウィー・ワー・フリー - "When We Were Free"」 | | | |
9. | 「ドリーミング・トゥリーズ - "Dreaming Trees"」 | | | |
10. | 「ザ・レッド・ワン - "The Red One"」 | | | |
11. | 「デイ・トリップ - "Day Trip"」 | | | |
パーソネル
脚注・出典