ディオーシュジュールVTK(Diósgyőr-Vasgyári Testgyakorlók Köre ハンガリー語: [ˈdioːʒɟøːri ˈveːteːkaː])は、ハンガリーのミシュコルツをホームタウンとするサッカークラブ。ホームスタジアムはディオーシュジュール・シュタディオン。ハンガリーで最も人気のあるチームの一つである。
歴史
1910年、ディオーシュジュールVTKは製鉄所のスポーツクラブとして設立された。
1940年、ネムゼティ・バイノクシャーグIに初昇格し、同年8月25日のWMFC Csepel戦でデビューを飾った(3-4)。1940-41シーズンは14チーム中6位だった。
1970年代後半から1980年代前半にクラブは黄金期を迎えた。1976-77シーズンはハンガリー・カップ初優勝を果たし、UEFAカップウィナーズカップ 1977-78出場権を獲得した。1978-79シーズンは1部リーグで3位になり、UEFAカップ1979-80出場権を獲得した。1979-80シーズンはハンガリー・カップで2回目の優勝を果たした。
クラブはオーナーの変更、破産を経験した。1989年のハンガリー共産主義体制の終焉はハンガリーのサッカークラブにも大きな影響を与えた。共通していたのは資金不足であり、クラブは2000年に破産した。1999-2000シーズンは冬に多くの選手がクラブを去ったため、存続が危ぶまれたが、シーズンを戦い抜くことはできた。しかし、降格圏の18チーム中16位に終わった。破産後、クラブのサポーターによって新しいDVTKが設立された。新しいクラブは7部リーグで最初のシーズンを始めたが、2部リーグ所属クラブとの合併などを経て、2004年5月に5シーズンぶりの1部リーグ復帰を決めた。
2009-10シーズンは、1910年のクラブ誕生から100周年となった。しかし、クラブは1部リーグ最下位に終わり、2部リーグに降格した。2010-11シーズンは2部リーグで優勝し、1部リーグ復帰を果たした。
2013-14シーズンはハンガリー・リーグカップ決勝でヴィデオトンFCに2-1で勝利し、初優勝を果たした。ハンガリー・カップでも決勝に進出し、ウーイペシュトFCと対戦した。後半終了間際に1-1に追いついてPK戦に持ち込んだが、3-4で敗れた。しかし、ウーイペシュトFCはUEFAライセンスを取得できなかったため、準優勝のディオーシュジュールVTKが繰り上げでUEFAヨーロッパリーグ 2014-15出場権を獲得した[1]。
現所属メンバー
- 2021年2月2日現在[2]
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
タイトル
国内タイトル
過去の成績
年度
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所属
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順位
|
試
|
勝
|
分
|
敗
|
得
|
失
|
差
|
勝点
|
カップ
|
リーグカップ
|
2011-12
|
1部
|
7位
|
30
|
13
|
4
|
13
|
42
|
43
|
-1
|
43
|
ベスト16
|
準々決勝
|
2012-13
|
1部
|
10位
|
30
|
9
|
11
|
10
|
31
|
39
|
-8
|
38
|
ベスト16
|
グループリーグ
|
2013-14
|
1部
|
5位
|
30
|
12
|
11
|
7
|
45
|
38
|
+7
|
47
|
準優勝
|
優勝
|
2014-15
|
1部
|
7位
|
30
|
13
|
9
|
8
|
43
|
36
|
+7
|
48
|
ベスト16
|
|
2015-16
|
1部
|
9位
|
33
|
10
|
8
|
15
|
37
|
47
|
-10
|
38
|
ベスト32
|
|
2016-17
|
1部
|
10位
|
33
|
10
|
7
|
16
|
39
|
58
|
-19
|
37
|
ベスト8
|
|
2017-18
|
1部
|
10位
|
33
|
10
|
6
|
17
|
44
|
53
|
-9
|
36
|
ベスト8
|
|
2018-19
|
1部
|
10位
|
33
|
10
|
8
|
15
|
36
|
57
|
-21
|
38
|
ベスト32
|
|
2019-20
|
1部
|
9位
|
33
|
12
|
5
|
16
|
40
|
52
|
-12
|
41
|
|
|
欧州での成績
歴代所属選手
歴代監督
脚注
外部リンク