ジョー・ジョイス(Joe Joyce、1985年9月17日 - )は、イギリスのプロボクサー。ロンドン出身。元WBO世界ヘビー級暫定王者。リオデジャネイロオリンピックスーパーヘビー級銀メダリスト。
父親はスコットランド生まれのアイルランド人、母親はナイジェリア出身。ロンドンで育つ。元々は陸上競技をやっていたが怪我で断念し、22歳からボクシングを始めた。
2013年6月にヨーロッパ選手権の準決勝でセルゲイ・クズミンにKO負けを喫し銅メダルを獲得した[1]。10月に世界選手権のスーパーヘビー級に出場し1回戦で敗退した[2]。
2014年にコモンウェルスゲームズでスーパーヘビー級の金メダルを獲得[3]。
2015年6月にヨーロッパ競技大会で準決勝でトニー・ヨカに勝利し優勝[4]、10月に世界選手権のスーパーヘビー級にて準決勝でトニー・ヨカに敗れ銅メダルを獲得した[5]。
2015年から2016年にかけてワールド・シリーズ・オブ・ボクシングに参戦。2016年4月には欧州オリンピック予選で優勝してオリンピック出場を決める[6]。2016年8月21日、リオデジャネイロオリンピックにスーパーヘビー級で出場し決勝でトニー・ヨカに1-2の判定で敗れ銀メダルを獲得した[7][8]。
2017年7月、31歳でプロへ転向。デビッド・ヘイが率いるヘイメーカー・プロモーションズと契約し共同プロモーションでリチャード・シェーファーが率いるリングスター・スポーツと契約[9][10]。
2018年、有力アドバイザーのアル・ヘイモンと契約[11]。
2019年4月25日、アル・ヘイモンから離脱し、フランク・ウォーレンのクィーンズ・ベリー・プロモーションズと契約[12][13]。
2020年11月20日、チャーチ・ハウスでBBBofC英国・WBOインターナショナル ・コモンウェルス・WBC世界ヘビー級シルバー王者ダニエル・デュボアとデュボアが保持する全ての王座とEBUヨーロッパヘビー級王座決定戦を行い、10回36秒KO勝ちを収め5つの王座を獲得した[14]。試合後デュボアは左目の眼窩底骨折が判明した[15]。
2022年9月24日、マンチェスター・アリーナで元WBO世界ヘビー級王者のジョセフ・パーカーとWBO世界ヘビー級暫定王座決定戦に臨み、11回1分3秒KO勝ちを収め王座を獲得した。試合後ジョイスはWBO正規王者との対戦を希望し、「オレクサンドル・ウシク、やってやろうじゃないか」と対戦要求した[16][17]。
2023年4月15日、ロンドンのカッパー・ボックスでWBO世界ヘビー級13位の張志磊と対戦し、プロ初黒星となる6回1分23秒TKO負けを喫し初防衛に失敗、王座から陥落した[18]。
2023年5月8日、ジョイスが張志磊との試合の再戦条項を行使した[19]。
2023年9月23日、ロンドンのウェンブリー・アリーナでWBO世界ヘビー級暫定王者の張志磊とダイレクトリマッチで再戦し、3回3分7秒KO負けで王座返り咲きに失敗した。
2024年3月16日、バーミンガムのリゾーツ・ワールド・アリーナで元IBF欧州ヘビー級王者のカッシュ・アリと対戦し、ジョイスが最終ラウンド終了間際に右ストレートでダウンを奪い10回2分53秒KO勝ちを収めた。
2024年7月27日、O2アリーナでデレック・チゾラと対戦し、10回判定負けを喫した。
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