ジョイン・トゥゲザー

「ジョイン・トゥゲザー」
ザ・フーシングル
B面 ベイビー・ドント・ユー・ドゥ・イット
リリース
規格 7インチ・シングル
録音 1972年5月22日 オリンピック・スタジオ[1]
ジャンル ロック
時間
レーベル イギリスの旗 トラック・レコード
アメリカ合衆国の旗 デッカ・レコード
作詞・作曲 ピート・タウンゼント
プロデュース ザ・フー、グリン・ジョンズ
チャート最高順位
  • 9位(イギリス[2]、スイス[3]
  • 17位(アメリカ [4]
ザ・フー シングル 年表
ビハインド・ブルー・アイズ
(1971年)
ジョイン・トゥゲザー
(1972年)
奴らに伝えろ!
(1972年)
ミュージックビデオ
「Join Together」 - YouTube
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「ジョイン・トゥゲザー(ライヴ)」
ザ・フーシングル
初出アルバム『ジョイン・トゥゲザー
B面 恋のマジック・アイ
ビハインド・ブルー・アイズ
クリスマス
リリース
規格 7インチ・シングル
CDシングル
録音 1989年
ジャンル ロック
時間
レーベル ヴァージン・レコード
作詞・作曲 ピート・タウンゼント
プロデュース ボブ・クリアマウンテン、クライヴ・フランクス、ビリー・ニコルズ
チャート最高順位
  • 100位(イギリス[2]
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ジョイン・トゥゲザー」(Join Together)は、イギリスロックバンドザ・フー1972年シングルとして発表した楽曲。スタジオ・アルバムには未収録となった。また、1990年にはライヴ・ヴァージョンがシングルとして発売されている。

背景

ピート・タウンゼントは1971年より『ライフハウス』というロック・オペラの構想を練っており、本作は『ライフハウス』のための新曲として作られた[5]。タウンゼントが2000年に発売した6枚組CDボックス・セット『Lifehouse Chronicles』には、本作のデモ・ヴァージョンも収録されている[6]。レコーディングではジュース・ハープハーモニカシンセサイザーといった楽器が導入され、ボーカリストのロジャー・ダルトリーは後に『アンカット』誌のインタビューで「シングルにぴったりの、良いエナジーがある曲だと思った。でも当時の僕は、まだシンセサイザーの導入には疑問があったね。僕達はたくさんの曲で、こういう些末な単音のノイズを作るのに時間をかけてきたけど、ギターだけでやった方が良いんじゃないかって思っていた」とコメントしている[7]

B面曲「ベイビー・ドント・ユー・ドゥ・イット」はマーヴィン・ゲイの歌唱で知られる曲のカヴァーで、シングルには1971年12月のライヴ音源が収録され[5]、スタジオ録音のヴァージョンは、アルバム『フーズ・ネクスト』(1971年)のリマスターCDにボーナス・トラックとして追加された。

ミュージックビデオ

この曲のプロモーションビデオが、1972年6月25日、ウェンブリーにあるロンドン・ウィークエンド・テレビジョン・スタジオにで撮影された。監督は、ローリング・ストーンズ主催の『ロックンロール・サーカス』や、ビートルズの『レット・イット・ビー』で有名なマイケル・リンゼイ=ホッグ。撮影にはザ・フーのファンクラブ会員が観客役として参加している[8]

映像の後半から、メンバーが観客の中に進んでいくシーンがあるが(キース・ムーンもドラムセットごと観客の中になだれ込んでいく)、これはタウンゼントがこの曲の歌詞にもこめていた「バンドと観客が一つになって共存する」というイメージを具現化したものである[9]。このプロモーションビデオは、1972年7月13日にBBCの『トップ・オブ・ザ・ポップス』で放映された[8]

反響

全英シングルチャートでは9位に達し、バンドにとって11作目の全英トップ10シングルとなった[2]。アメリカのBillboard Hot 100では17位を記録し、同チャートで自身5度目のトップ20入りを果たしている[4]

1990年にヴァージン・レコードから発売されたライヴ・アルバム『ジョイン・トゥゲザー』のヴァージョンは、同年にアナログ盤シングル(VS 1259)[10]及びCDシングル(VSCDT 1259)としてもリリースされ[11]、1990年3月31日付の全英シングルチャートで100位を記録した[2]

カヴァー

  • スウィート - カヴァー・アルバム『New York Connection』(2012年)に収録[12]

脚注

  1. ^ The Who - My Generation - The Very Best Of The Who (CD)
  2. ^ a b c d The Who | full Official Chart History | Official Charts Company
  3. ^ The Who - Join Together - hitparade.ch
  4. ^ a b The Who | Awards | AllMusic
  5. ^ a b レコード・コレクターズ増刊『ザ・フー アルティミット・ガイド』(ミュージック・マガジン/2004年) p.126
  6. ^ レコード・コレクターズ増刊『ザ・フー アルティミット・ガイド』p.81
  7. ^ The Who's 20 best songs, chosen by Roger Daltrey - Page 9”. Uncut. Time Inc. (2015年2月24日). 2015年11月21日閲覧。
  8. ^ a b 『エニウェイ・エニハウ・エニウェア』アンディ・ニール、マット・ケント著、佐藤幸恵、白井裕美子訳、シンコーミュージック刊、2008年、245頁
  9. ^ 『エニウェイ・エニハウ・エニウェア』アンディ・ニール、マット・ケント著、佐藤幸恵、白井裕美子訳、シンコーミュージック刊、2008年、245頁
  10. ^ The Who - Join Together (Vinyl) at Discogs
  11. ^ The Who - Join Together (CD) at Discogs
  12. ^ Rock Legend Sweet Return With New Album 'New York Connection'”. Blabbermouth.net (2012年4月13日). 2015年11月21日閲覧。