ジャン・ニコリ(Jean Nicoli)は、フランスの海運会社コルシカ・リネアが所有・運航しているフェリー。
船歴
1998年、スウェーデン・ランズクルーナのブルーセン造船所 にて建造され、ギリシャの海運会社ミノアン・ラインズに引き渡されパシファエ(Pasiphae、ギリシャ語:Πασιφάη、パーシパエー)として、パトラ - アンコーナ航路に就航。その後、パシファエ・パレス(Pasiphae Palace)に改名。2009年にSNCMに売却され、ジャン・ニコリ(Jean Nicoli)と改名された。マルセイユ - アジャクシオ及びマルセイユ - ポルト=ヴェッキオ航路に就航する[1]。SNCMの破綻・清算によって、2016年にコルシカ・リネアに売却された[2]。2020年には、SOxスクラバーを搭載しファンネルが長方形のものに交換された[3]。2022年からはマグリブ各国への航路に就航。
船名
1943年にOVRA(反ファシズム警戒弾圧機構)に殺害されたコルシカ島のフランス・レジスタンスの戦士ジャン・ニコリにちなんで名付けられた。
船内
- 8デッキ
- 特等室(5名×12室)
- 室(4名×16室)
- ディスコ
- 7デッキ
- レストラン
- カフェバー
- ブティック
- スナックバー
- プール
- 6デッキ
- 5デッキ
ギャラリー
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カフェバー
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スナックバー
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案内所
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展望通路
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ブティック
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室
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事故・インシデント
巨大波との衝突
2017年3月7日から8日の夜、アジャクシオ - マルセイユ航路で、ジャン・ニコリは巨大波に襲われた。乗組員は遭難信号を発し、トゥーロン港に避難。艦橋の窓が破壊され、航行システムが損傷した。ラ・セーヌ=シュル=メールで修理された[4]。
脚注
外部リンク