グレン・ミード(Glenn Meade、1957年[1] - )は、アイルランドの作家。
ダブリン出身[1]。
略歴
海軍勤務の後、電子工学を学ぶ。アイルランドで新聞記者やパイロット養成職に従事。1980年代にはダブリンのストランドシアターの舞台作家と演出をしていた。
1994年、最初の小説『ブランデンブルクの誓約』(Brandenburg)を上梓。多くの批評家の賞賛を獲得した。
作品はスウェーデン語、フランス語、ドイツ語、オランダ語、スペイン語、トルコ語など、およそ二十六カ国語に翻訳されている。
またミードは2010年にイスタンブールで開催されたヨーロッパの作家会議でアイルランドの代表者の一人であった。
日本では『雪の狼』(Snow Wolf)が日本語訳第一作となり、1997年の日本冒険小説協会外国部門大賞を受賞した。
作品リスト
- 『ブランデンブルクの誓約』上・下(Brandenburg (1994)、戸田裕之訳、二見書房、二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) 1999
- 『雪の狼』(Snow Wolf (1996)、戸田裕之訳、二見書房、二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) 1997
- 『熱砂の絆』上・下(The Sands of Sakkara (1999) 、戸田裕之訳、二見書房、二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) 2000
- 『亡国のゲーム』上・下(Resurrection Day (2002)、戸田裕之訳、二見書房、二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) 2003
- 『すべてが罠』上・下(Web of Deceit (2004)、戸田裕之訳、二見書房、二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) 2005
- 『地獄の使徒』上・下(The Devil's Disciple (2006)、戸田裕之訳、二見書房、二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) 2007
- The Second Messiah (2010) 日本語訳未公刊
- Seconds to Disaster (2012, with Ray Rohan) 日本語訳未公刊
- The Romanov Conspiracy (2012) 日本語訳未公刊
- The Last Witness(2014) 日本語訳未公刊
脚注
- ^ a b “Glenn Meade”. www.fantasticfiction.com. 2020年2月3日閲覧。