『クリントン家の肖像画』
クリントン家の肖像画 (Clinton Family Portrait) とは、アーカンソー州 デルモット出身の画家ラリー・D・アレキサンダー の油絵である。1995年に製作され、当時のアメリカ大統領であるビル・クリントン に贈られた(クリントンもアーカンソー州の生まれである)。作者のアレキサンダーはまったくといっていいほど油絵を描かないと言う意味で珍しく、またカートゥーンのような似顔絵に写実性が混ぜ合わされているユニークな作品である。この絵は後にアーカンソー州のリトルロックにあるウィリアム・J・クリントン大統領図書館 のパーマネント・コレクションとなった[ 1] [ 2] [ 3] [ 4] 。
1996年に、ダラス・モーニングニュース の取材を受けたアレキサンダーはこの絵について次のように語っている。
子供のころは皆で、もしアーカンソー州から大統領がでたら、肖像画を描こうと言っていました。当時はただのジョークでしたし、何年かしたらそれも忘れてしまいました。でもある日、クリントンが大統領選挙で上手くやっているどころか、勝利を目前にしていた時に、ふと記憶が蘇ったのです。気味が悪いといえばそうなのですが、インスピレーションというのは得てしてそういうものですからね
クリントン家の肖像画は24インチ×36インチのカンバスに描かれた油絵である。1995年のはじめにテキサス州のアーヴィングで製作され、同じ年の3月か4月にはホワイトハウスに届けられた。このときホワイトハウス広報部のローリー・アダムスは、フォートワース・スターテレグラム紙に対して、「この作品が正確にはどこにあるかはコメントできない。望ましい場所にあるとしか言えない」と答えている[ 5] [ 6] 。
脚注
^ Terry Lee Jones, Fort Worth Star-Telegram, Archives, "Irving artist gives his presidential portrait to Clintons" , page 10A, August 21, 1995.
^ "Presidential portrait receives stamp of approval" , Dallas Morning News/Irving News Edition/Artimes Magazine, August, 1995.
^ - "Jaycee Park gallery featuring exhibit of works by local artist"
^ - "Alexander receives Clinton's thank you for portrait"
^ Terry Lee Jones, Irving artist gives his presidential portrait to Clintons , page 10A, August 21, 1995.
^ "Former PB resident paints Clinton Portrait"
外部リンク