『キングダム』(原題:丁: Riget)は、デンマークのテレビドラマ。
解説
キングダムことデンマーク国立病院(英語版)の脳神経外科病棟を舞台とした本作は、個性的な患者やスタッフが不気味な現象におびえ慌てふためく様子が描かれている。また、セピア色の色調や皮肉めいたユーモアも本作の特徴の一つである。
デンマーク本国で全8話のミニシリーズが2シーズンに分けて放送されたのち、日本で5時間弱の劇場用映画として2本(Ⅰ&Ⅱ合計約10時間)にまとめられた。
主要キャストのうち5人が亡くなったこともあり、本作を放送してきたデンマーク放送協会はシリーズの続行が不可能であると判断していたが、2022年に一部キャストが続投した第3シーズンが製作された。日本では、全5話を繋げて上映時間319分の一本の作品としたものが『キングダム エクソダス〈脱出〉』のタイトルで、2023年7月28日に劇場公開された[1]。同年11月に同作がWOWOWで放送された際には、エピソードごとに分割して放送された[2]。
登場人物
- スティグ・ヘルマー
- 演:エルンスト・フーゴ・イエアゴー
- キングダムに赴任してきた初老の医師。
- いつも不機嫌な顔をしており、クロウスホイとよく衝突する。
- クロウスホイ
- 演:セーン・ピルマール(英語版)
- キングダムに勤務する若い医師。地下室に隠し部屋を
- ドルッセ夫人
- 演:キルステン・ロルフェス
- 降霊術を趣味とする老婆。どこも悪くないはずだが、なぜか入院している。
- ユディット
- 演:ブリジッテ・ラアブイェルグ
- キングダムに勤務する女医で、クロウスホイを味方している。
- メースゴー
- 演:ホルガー・ユール・ハンセン (英語版)
- キングダムの院長。
- モッゲ
- 演:ペーター・マイジンド
- メースゴーの息子。カミーラにのぼせるが振られてしまい、死体置き場から生首を持ち出して彼女のロッカーに入れた。
- ボンド
- 演:バアド・オーヴェ
- 病理学者。ガンの標本集めが趣味。
- カミーラ
- 演:ソビョーリ・ホーフェルツ(英語版)
- 看護師。
- オーエ・クルーガー
- 演:ウド・キア
- キングダムの創設者。
- スティグ・ヘルマー・ジュニア
- 演:ミカエル・パーシュブラント
- キングダムに赴任してきた医師で、ヘルマーの息子。
- カレン
- 演:ボディル・ヨルゲンセン
- 夢の中で助けを呼ぶ声に導かれ、キングダムにたどり着い女性。夢遊病。
- ポントビダン
- 演:ラース・ミケルセン
- キングダムの院長。
サブタイトル
キングダム
- 1. "Den hvide flok" / "The Unheavenly Host"
- 2. "Alliancen kalder" / "Thy Kingdom Come"
- 3. "Et fremmed legeme" / "A Foreign Body"
- 4. "De levende døde" / "The Living Dead"
Riget II
- 5. "Mors in Tabula" / "Death on the Operation Table"
- 6. "Trækfuglene" / "Birds of Passage"
- 7. "Gargantua"
- 8. "Pandæmonium"
Riget:Exodus
- 9. "Halmar"
- 10. "The Congress Dances"
- 11. "Big Brother"
- 12. "Barbarossa"
- 13. "Exodus"
脚注
関連項目
外部リンク