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この項目では、キヤノンのRFマウントを採用したレンズの一覧について説明しています。その他の用法については「キヤノンレンズの一覧」をご覧ください。 |
キヤノンRFマウントレンズの一覧は、キヤノンRFマウントを採用しているレンズ、すわわちRFレンズの一覧である。本項では、レンズのほかに他マウントのレンズをRFマウントで使用するためのマウントアダプターについても記述する。
純正現行機種
ズームレンズ
広角ズームレンズ
標準ズームレンズ
望遠ズームレンズ
機種ごとの仕様一覧表
機種名
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開発 発表日
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発売日
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最短 撮影 距離
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最大 撮影 倍率
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フィルター径
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最大径 × 長さ
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質量
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フルタイム マニュアル フォーカス
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防塵 防滴
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手ブレ補正 (IS)
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レンズ 構成
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レンズ コーティング
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絞り羽根 枚数
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最小 絞り
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コントロール リング
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レンズ 駆動方式
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RF70-200mm F2.8 L IS USM
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2019年 2月14日[1]
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2019年 11月21日[33]
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0.7倍[34]
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0.23倍[注釈 17][34]
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77mm[34]
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89.9×146.0mm[34]
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約1,070g[注釈 18]
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可能[35]
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対応[35]
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5段分[36]
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13群17枚[注釈 19]
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SWC[35]
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円形絞り 9枚[34]
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32[34]
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搭載[35]
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ナノUSM[35]
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大三元レンズの一角をなす[36]。RFマウントの大口径・ショートバックフォーカスという特徴を活かし、EFレンズの機種より全長は27%短縮、質量は1070g[注釈 20]と28%削減することを実現した[36]。これは発売日付近の時点では[注釈 21]フルサイズセンサー対応の同クラスのレンズで比較すると世界最短・最軽量である[36]。フード・ケースが付属[36]。コンビネーションISに対応[36]。炎天下の長時間撮影に備えた赤外線の反射率を高めた遮熱塗料を採用している[36]。
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RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
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2020年 2月13日[37]
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2020年
8月27日
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0.9m
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0.33倍
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77mm
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93.8×207.6mm
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約1,370g
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可能
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対応
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5段分
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14群20枚
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ASC
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円形絞り 9枚
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搭載
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ナノUSM
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RFレンズ初の超望遠ズームレンズ。EFレンズの機種より200g軽量ながら望遠距離を100mm延長している。
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RF70-200mm F4 L IS USM
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2020年 11月4日
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2021年 3月10日
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0.6m
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0.28倍
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77mm
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83.5×119.0mm
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約695g
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可能
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対応
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5段分
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11群16枚
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ASC
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円形絞り 9枚
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搭載
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ナノUSM
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小三元レンズの一角をなす。EFレンズの機種より全長は32%短縮。サイズ的には同じ小三元レンズのRF24-105mm F4L USMとほとんど変わらない。このサイズと重量なので三脚座は用意されない。
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RF100-400mm F5.6-8 IS USM
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2021年 9月14日
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2021年 10月28日
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0.88m
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0.41倍
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67 mm
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79.5×164.7 mm
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約635 g
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可能
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非対応
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5.5段分
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9群12枚
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SSC
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円形絞り 9枚
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32-45
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搭載
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ナノUSM
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RF100-500mmより小型軽量、低価格が特徴の望遠ズームレンズ。軽量さ故、手持ち撮影を主体としており、三脚座の対応はない。
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高倍率ズームレンズ
単焦点レンズ
広角単焦点レンズ
機種ごとの仕様一覧表
機種名
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開発 発表日
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発売日
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最短 撮影 距離
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最大 撮影 倍率
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フィルター径
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最大径 × 長さ
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質量
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フルタイム マニュアル フォーカス
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防塵 防滴
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手ブレ補正 (IS)
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レンズ 構成
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レンズ コーティング
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絞り羽根 枚数
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最小 絞り
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コントロール リング
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レンズ 駆動方式
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RF35mm F1.8 MACRO IS STM
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2018年 9月5日[8]
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2018年 11月15日[43]
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0.17m[44]
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0.5倍[44]
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52mm[44]
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74.4 × 62.8mm[44]
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305g[44]
|
可能[45]
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5段[45]
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9群11枚[44]
|
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円形絞り 9枚[44]
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22[44]
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搭載[45]
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STM[45]
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マクロ撮影時に有効なハイブリッドISを搭載[46]。レンズフードは別売りである[47]。「RF35mm F1.8 MACRO IS STMレンズキット」としてEOS RPのキットレンズとしても用いられている[48]。
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標準単焦点レンズ
中望遠単焦点レンズ
機種ごとの仕様一覧表
機種名
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開発 発表日
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発売日
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最短 撮影 距離
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最大 撮影 倍率
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フィルター径
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最大径 × 長さ
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質量
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フルタイム マニュアル フォーカス
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防塵 防滴
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手ブレ補正 (IS)
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レンズ 構成
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レンズ コーティング
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絞り羽根 枚数
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最小 絞り
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コントロール リング
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レンズ 駆動方式
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RF85mm F1.2 L USM
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2019年 2月14日[1]
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2019年 6月20日[53]
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0.85m[54]
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0.12倍[54]
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82mm[54]
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103.2 × 117.3mm[54]
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約1,195g[54]
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対応[55]
|
対応[55]
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非対応[55]
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9群13枚[注釈 27][54][56]
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ASC[55]
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円形絞り 9枚[54]
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16[54]
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搭載[55]
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リングUSM[55]
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EOS Rで搭載された瞳AFに対応するレンズを発売するため、ポートレート撮影に適した焦点距離85mmのレンズの開発を急いだ[57]。RFマウントになり大口径・ショートバックフォーカスが実現したことによって、光学設計時のシミュレーションの自由度が上がりボケの描写性の追求が可能になった[57]。
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RF85mm F1.2 L USM DS
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2019年 2月14日[1]
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2019年 12月19日[58]
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0.85m[59]
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0.12倍[59]
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82mm[59]
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103.2 × 117.3mm[59]
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約1,195g[59]
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対応[60]
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対応[60]
|
非対応[60]
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9群13枚[注釈 28][59]
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ASC[60]
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円形絞り 9枚[59]
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16[59]
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搭載[60]
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リングUSM[60]
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RF85mm F1.2 L USMのバリエーションモデルで、重量やサイズまでもミリ単位でまったく同じで外観には当レンズのDEFOUCUS SMOOTHINGの刻印以外に違いは見られないが、DSコーティングのおかげで異なる表現が可能となっている。名前のDSとは、ぼけを滑らかにするという意味の「Defocus Smoothing」の略。レンズの中心部から周辺に向けて、徐々に透過率を下げながら光を遮る効果を持つ蒸着技術である「DSコーティング」がレンズの2面に施させられている。これと大口径レンズのおかげで、ボケ像が大きく輪郭が柔らかくなり、滑らかで美しいボケ表現が可能となり、人物撮影時などには有用である。ポートレートの表現の幅を広げたいとの狙いからDSレンズが開発されたが、ポートレートで頻用されるとの理由から85mmで開発が行われることとなった[57][58][61][57][62]。
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超望遠単焦点レンズ
機種ごとの仕様一覧表
機種名
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開発 発表日
|
発売日
|
最短 撮影 距離
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最大 撮影 倍率
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フィルター径
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最大径 × 長さ
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質量
|
フルタイム マニュアル フォーカス
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防塵 防滴
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手ブレ補正 (IS)
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レンズ 構成
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レンズ コーティング
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絞り羽根 枚数
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最小 絞り
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コントロール リング
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レンズ 駆動方式
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RF600mm F11 IS STM
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2020年7月9日
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2020年 7月30日
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4.5m
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0.14倍
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82mm
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93.0×269.5mm
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約930g
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対応
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非対応
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5段分
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7群10枚
|
不明
|
なし
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11
|
搭載
|
STM
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DOレンズと絞り固定、沈胴機構により、この焦点距離の単焦点レンズとしては破格の小型化を実現している。F11とかなり暗いレンズではあるがミラーレスの高い暗所AF機能により運用が可能となった。カメラ本体との協調手ブレ補正には非対応。簡易三脚座を装備。
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RF800mm F11 IS STM
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2020年7月9日
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2020年 7月30日
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6.0m
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0.14倍
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95mm
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101.6×351.8mm
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約1260g
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対応
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非対応
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4段分
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8群11枚
|
不明
|
なし
|
11
|
搭載
|
STM
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DOレンズと絞り固定、沈胴機構により、この焦点距離の単焦点レンズとしては破格の小型化を実現している。F11とかなり暗いレンズではあるがミラーレスの高い暗所AF機能により運用が可能となった。カメラ本体との協調手ブレ補正には非対応。簡易三脚座を装備。600mmの製品とはレンズが一枚多いだけで光学系はほぼ同一。
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RF400mm F2.8 L IS USM
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2021年4月18日
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2021年7月15日
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2.5m
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0.15倍
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差し込み52mm
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163mm×367mm
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約2890g
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対応
|
対応
|
5.5段分
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13群17枚
|
ASC
|
9枚
|
32
|
搭載
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リングUSM
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プロ/ハイアマ用途の超望遠単焦点レンズ。光学系はEFレンズの機種のものを踏襲しているが手ブレ補正が0.5段分増加している。
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RF600mm F4 L IS USM
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2021年4月18日
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2021年7月15日
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4.2m
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0.15倍
|
差し込み52mm
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168mm×472mm
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約3090g
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対応
|
対応
|
5.5段分
|
13群17枚
|
ASC
|
9枚
|
32
|
搭載
|
リングUSM
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プロ/ハイアマ用途の超望遠単焦点レンズ。光学系はEFレンズの機種のものを踏襲しているが手ブレ補正が0.5段分増加している。
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マウントアダプター
EFマウントとのマウントアダプター
EFレンズ、EF-Sレンズが使用可能になる。EF-Mレンズの使用はできない。
比較表
機種名
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発売元 メーカー
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発表日
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発売日
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寸法 (周×高さ)
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重さ
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防水防塵
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備考
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マウントアダプター EF-EOS R
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キヤノン
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2018年 9月5日[63]
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2018年 10月25日[9]
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71.2 × 24mm[64]
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約110g[64]
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対応[64]
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オートフォーカスや手ブレ補正機構、カメラの電子ダイヤルによる制御、光学補正などが使用可能[65]。このシリーズは2019年度グッドデザイン・ベスト100に選出されている[66]。
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コントロールリング マウントアダプター EF-EOS R
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キヤノン
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2018年 9月5日[63]
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2018年 10月25日[9]
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74.4 × 24mm[67]
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約130g[67]
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対応[67]
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マウントアダプター EF-EOS Rにシャッター速度や絞り値、ISO感度、露出補正などの設定を割り当てられるコントロールリングを備えた機種[68]。このシリーズは2019年度グッドデザイン・ベスト100に選出されている[66]。
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ドロップインフィルター マウントアダプター EF-EOS R
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キヤノン
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2018年 9月5日[63]
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2019年 2月28日[69][70]
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73.2 × 24.7mm[71][72]
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約121g[71][72]
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対応[71][72]
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円偏光フィルターA付と可変式NDフィルターA付の2種類が存在。前者は円偏光フィルターを搭載しておりまた回転ダイヤルも備えている[73]。後者はNDフィルターを搭載しており、ND3~ND500相当のフィルター効果を出せる[74][75]。このシリーズは2019年度グッドデザイン・ベスト100に選出されている[66]。
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SHOTEN マウントアダプター CEF-CR
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焦点工房[76]
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M-EF-EOS R
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焦点工房[77]
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2019年 3月19日[77]
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その他他マウントとのマウントアダプター多数
脚注
注釈
- ^ 35mm時
- ^ 3枚の非球面レンズと2枚のUDレンズを含む
- ^ EF16-35mm F2.8L III USM
- ^ 非球面レンズ3枚、UDレンズ1枚を含む
- ^ EF24-105mm F4L IS II USM
- ^ マウントアダプター装着時で比較すると3.4cm
- ^ 非球面レンズ4枚(研削非球面レンズ含む)、スーパーUD、UDレンズが3枚を含む
- ^ 32mm時
- ^ 3枚の非球面レンズと、3枚のUDレンズを含む
- ^ EF24-70mm F2.8 L II USM
- ^ a b c d 24mm時
- ^ 105mm
- ^ 非球面レンズ1枚を含む
- ^ AFからMFに切り替えて、フォーカスリングを回しピント位置を調整することで使用でき、マクロ撮影時にワイド側で被写体に近づいて、周辺を大きくボカしたような描写を楽しむことができる機能である。最短撮影距離は0.13m、最大撮影倍率は0.5倍となり、レンズ先端から約2.5cmまで近付くことができるようになっており、遠近感のある、周辺が流れるような独特な描写を楽しむことができる。
- ^ EOS 6D Mark II+EF24-105mm
F3.5-5.6 IS STMの組み合わせ
- ^ EOS RP+RF24-105mm F4-7.1 IS STM
- ^ 200mm時
- ^ 三脚座含めず、三脚座は130g
- ^ スーパーUDレンズ1枚、UDレンズ3枚、UD非球面レンズ1枚、ガラスモールド非球面レンズ1枚を含む
- ^ 三脚座別
- ^ 2019年10月23日現在
- ^ 240mm時
- ^ 非球面レンズ1枚、UDレンズ2枚を含む
- ^ 「フォーカス/コントロールリング」を搭載している。コントロールリングとの兼用で、切り替えスイッチによって切り替える
- ^ UDレンズ1枚、研削非球面レンズ2枚、ガラスモールド非球面レンズ1枚を含む
- ^ EF50mm F1.2L USM
- ^ BRレンズ1枚、UDレンズ1枚、研削非球面レンズ1枚を含む
- ^ BRレンズ1枚、UDレンズ1枚、研削非球面レンズ1枚を含む
出典