カプロニ Ca.90
- 用途:爆撃機
- 分類:重爆撃機
- 製造者:カプロニ
- 初飛行:1929年
- 生産数:1機
- 運用状況:退役
カプロニ Ca.90(伊:Caproni Ca.90)は、イタリアのカプロニ社によって試作された重爆撃機。1929年に初飛行した際には世界最大の飛行機だった[1]。
設計・開発
六発エンジン・逆一葉半の複葉機であるCa.90は、重爆撃機として設計され1929年に初飛行した[1]。Ca.90は2基が串型に配置された二組のイソッタ・フラスキーニ アッソ 1000(イタリア語版) W型18気筒レシプロエンジンを下翼の上部に配しており、前部のエンジンには2翅プロペラを、後部のエンジンには4翅プロペラを装備していた[1]。残りの一組2基のエンジンは胴体の上部に装備されていた[1]。このエンジンはCa.90専用エンジンとして作られたものだった[1]。
1929年に初飛行したドルニエ Do X飛行艇のほうが翼幅と重量でCa.70を上回っていたが、1934年にツポレフ ANT-20が登場するまで、Ca.90は最大の陸上機だった[1]。
諸元
出典: [1]Illustrated Encyclopedia of Aircraft
諸元
- 乗員: 2名
- 定員: 12名
- 全長: 26.95 m (88 ft 5 in)
- 全高: 10.80 m (35 ft 5 in)
- 翼幅: 46.60 m(152 ft 11 in)
- 翼面積: 496.60 m2 (5,345.5 ft2)
- 空虚重量: 15,000 kg (33,069 lb)
- 最大離陸重量: 30,000 kg (66,139 lb)
- 動力: イソッタ・フラスキーニ アッソ 1000 水冷W型18気筒、750 kW (1,000 hp) × 6
性能
- 最大速度: 205 km/h (127 mph)
- 航続距離: 1,290 km (800 マイル)
- 実用上昇限度: 4,500 m (14,764 ft)
武装
出典
- 脚注
- ^ a b c d e f g Orbis 1985, p. 1054.
- 参考文献
関連項目
外部リンク