経路図
ル・セペー - ディアブルレ方面(エーグル-セペー-ディアブルレ線)
オロン-モンテイ-シャンペリ方面(エーグル-オロン-モンテイ-シャンペリ線)
ブリーク 方面(スイス国鉄)
エーグル
404 m
ローザンヌ 方面(スイス国鉄)
プラス・ドゥ・マルシェ (Place-du-marché)
グラン・トテル・エーグル (Grand Hôtel Aigle)
1,030
エーグル車庫 (Aigle-Dépôt AL)
430 m
車両基地および工場、アプト式鉄道の始点
1,708
フォンタニー (Fontanney)
548 m
55 m
3,514
レナン (Rennaz)
922 m
154 m
18 m
5,166
レザン=ヴィラージュ (Leysin Village)
1,268 m
5,477
ヴェルモン (Versmont)
1,338 m
5,872
レザン=フェイデイ (Leysin-Feydey)
1,398 m
233 m
6,207
レザン=グラン=トテル (Leysin-Grand-Hôtel)
1,451 m
エーグル-レザン鉄道の歴史的なコンパートメント式客車(旅客・貨物兼用)、CF2 形21号、ブロネイ-シャンビー博物館鉄道にて
エーグル-レザン線 (エーグル-レザンせん、フランス語 : Chemin de fer Aigle-Leysin 、通称:AL線)は、スイス のヴォー州 において、エーグル とレザン=グラン=トテルを結んで運行されている、シャブレ公共交通 の鉄道路線である。1999年までエーグル-レザン鉄道として独立した会社であったが、他の3社と合併してシャブレ公共交通の1路線となっている。
歴史
エーグル-レザン線は、狭軌のラック式鉄道 (アプト式)で、スイス連邦鉄道 (スイス国鉄)のエーグル駅からローヌ川 の谷に沿ってレザンまで、6.3 km を結んでいる。エーグルからエーグル車庫までは路面区間を走る。この区間と、1932年に廃止となったグラン・トテル・エーグルまでの区間は、1900年5月5日に開通した。同年11月6日にレザン=フェイデイまでのラック式区間が開通し、1915年9月8日に終点のレザン=グラン=トテルまで開通した。当初はエーグル車庫まで路面区間を路面電車 として走り、そこからラック式の機関車 によって運行されていた。また全線直流 600 V 電化 であった。1946年に直流1,500 Vに昇圧され、また粘着式 とラック式の共用の電車 が使用されるようになった。1986年にはベルヌーズ (Berneuse ) の山頂までの延伸が計画され免許も取得したが、計画の承認を得ることができず、また資金の調達もできなかったため、中止された。また現在ベルヌーズまで行くには、ロープウェイ を利用すれば行くことができる。ラック式鉄道の区間の長さは5.3 kmで、最急勾配は230 パーミル となっている。
年表
1900年
5月5日 - エーグル - エーグル車庫間開通
11月6日 - エーグル車庫 - レザン=フェイデイ間開通
1912年 - レザン=ヴィラージュ - レザン=フェイデイ間複線化完了
1915年9月8日 - 現在の終点であるレザン=グラン=トテルまでの延伸完了
1946年 - 直流1,500 Vに昇圧
車両
HGe 2/2形12号 SLM /MFO 1913年製
Arseh 2/4形201号 SLM/BBC 1946年製、サロン車に改造されている
BDeh 2/4形202 – 203号 SLM/BBC1946年製
BDeh 4/4形301 – 302号 / Bt 351 – 352号 SIG /SAAS 1966年製
BDeh 4/4形311 – 313号 / Bt 361 – 363号 ACMV /SLM/BBC1987年/1993年製
車両の端には、荷物室があり、乗客が自由に荷物を置くことができる。
外部リンク