「ウォーキング・オン・サンシャイン」(Walking on Sunshine)は、カトリーナ・アンド・ザ・ウェイヴス[注 1]が1983年に発表した楽曲。その後再録音され、1985年に発表したシングル・バージョンは全英シングルチャートで8位、全米9位を記録した。
概要
グループのギタリストのキンバリー・リューによって書かれた。リューは2015年の『ガーディアン』のインタビューで次のように述べている[4]。
それは僕にとって重要な出来事だった。玄関を出て歩き始めたら彗星を見つけて曲がひらめいた、というような感じで「ウォーキング・オン・サンシャイン」は書かれたということをまず言いたい。曲は純粋に楽しいことだけを歌っていて、とにかく楽観的だ。メンバーに陽気な人間はひとりもいなかったにもかかわらず。僕らは若くて、不安で、悲観的な典型的なバンドだった。モータウンに影響されたグループみたいななりは誰もしてなかったし、あんな大きな頭にしてる奴もいなかった。近寄りがたい雰囲気があったから信用もされなかったし、ファン層というものもなかった。言ってみれば僕らはドイツのポップ・グループのフェスティバルに2番目で出演するようなバンドだった。でもこの曲を持てたんだ。
リューの証言どおり、バンドの他のメンバーは最初は「ウォーキング・オン・サンシャイン」に難色を示した。リード・ボーカリストのカトリーナ・レスカニッチは「こんなの本当の私たちじゃない」と言い、ベーシストのヴィンス・デ・ラ・クルーズも不愉快さを隠さなかったが[4]、結局録音された。
1983年、カナダのアティック・レコードから発売されたアルバム『Walking on Sunshine』に収録された。1984年のアルバム『Katrina and the Waves 2』もカナダ国内でのみ発売された。
1984年9月にバングルスが彼らの「ゴーイング・ダウン・トゥ・リヴァプール」をカバーしたシングルを発表。これが転機となり、1985年にグループはキャピトル・レコードに移籍した。そして過去の作品を再録音ならびにリミックスなどしたアルバム『Katrina and the Waves』を同年3月に発表[5]。本作品は同年4月にシングルカットされた[1]。
全英シングルチャートで8位、ビルボード・Hot 100で9位、アイルランドで2位、カナダで3位、オーストラリアで4位を記録した。
脚注
注釈
出典