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この項目では、腕時計ブランドについて説明しています。イタリアの鞄メーカーについては「インビクタ」を、その他の用法については「インヴィクタ」をご覧ください。 |
インビクタ(Invicta Watch Group)は、アメリカ合衆国に拠点を置く時計、アクセサリーメーカー。
1837年にラファエル・ピカルドによって設立された「Invicta Watch Company(スイス、ラ・ショー=ド=フォン[1])」のブランド名を、「Invicta Watch Group(アメリカ合衆国、ハリウッド)」が承継し、存続させている。
ピカルド家は、1970年代初頭のクォーツショックに至るまで、機械式スイス腕時計を求めやすい価格で生産、供給していた。
その後同社は、1991年にアメリカ合衆国の投資会社に買収され、本社とカスタマーセンター共に、ハリウッド (フロリダ州)へと移転した。
現在のインビクタ社の会長兼CEOであるEyal Laloは、Lalo家が同社と関わってから3代目にあたる時計職人である[2]。
商標権をめぐる訴訟
2010年、カナダのキャリングケース製造業者である「Plasticase」が、フロリダ州南部地区連邦地方裁判所に、インビクタ社を商標権侵害で提訴した。同訴えは、インビクタ社が販売するプラスティックケースが、Plasticase社の販売する製品に類似していることを内容とするものだった[3]。
インビクタ社は、この訴えに対し、ただちに反訴を行い、同社の製品がPlasticase社の商標権を侵害するものではないことを主張している[4]。
慈善事業
インビクタ社は、非営利組織であるインビクタ・ケア財団を運営し、経済援助を必要とする諸問題に対し、広く支援を行っている。
2005年:ハリケーン・カトリーナ被害に対し、アメリカ赤十字社を通じ12万7,846ドルの寄附[5]。
2010年:エクアドルの深刻な貧困地域であるミンド(英語版)へ支援を行う「Emmaus Medical Mission」に対する経済的援助[6]。
2012年:海外へと派遣されるアメリカ軍兵士に対し、無償での時計提供[7]。
2013年:「Joe DiMaggio Children's Hospital」を支援するための、自転車レース「ツール・ド・ブロワード」の筆頭スポンサー。
パートナーシップ
2012年11月、インビクタ社は、元NFLプレイヤーであるジェイソン・テイラー(英語版)がデザインした、新ラインナップを公開した[8]。
所有ブランド
日本での展開
2012年よりAmazon.co.jp及び姉妹サイトのJavari.jpが、正規に取り扱いを開始している[9]。
出典
- ^ http://invictawatch.com/invicta/historic
- ^ http://www.timezone.com/library/tzints/tzints0014
- ^ http://dockets.justia.com/docket/florida/flsdce/0:2010cv60524/355177/
- ^ http://floridaiptrends.com/category/patents/
- ^ http://www.watchesonnet.com/luxurywatches/invicta-care-foundation-donates-funds-to-charitable-causes/
- ^ http://invictawatch.com/iw-group/give-with-care
- ^ http://miami.cbslocal.com/2012/05/29/hollywood-company-donates-designer-watches-to-soldiers/
- ^ http://www.bizjournals.com/southflorida/news/2012/11/06/invicta-launches-jason-taylor-watch.html
- ^ https://news.mynavi.jp/article/20121218-a097/
外部リンク