イソプロピルアミン Isopropylamine
別称
2-アミノプロパン 2-プロピルアミン 1-メチルエタンアミン モノイソプロピルアミン sec-プロピルアミン MIPA
識別情報
CAS登録番号
75-31-0
PubChem
6363
ChemSpider
6123
UNII
P8W26T4MTD
EC番号
200-860-9
国連/北米番号
1221
KEGG
C06748
MeSH
2-propylamine
ChEBI
ChEMBL
CHEMBL117080
RTECS 番号
NT8400000
バイルシュタイン
605259
3DMet
B01040
InChI=1S/C3H9N/c1-3(2)4/h3H,4H2,1-2H3
Key: JJWLVOIRVHMVIS-UHFFFAOYSA-N
特性
化学式
C3 H9 N
モル質量
59.11 g mol−1
外観
無色透明の液体
匂い
アンモニア臭
嗅覚閾値
1.2ppm [ 2]
密度
688 mg mL−1
融点
-95 °C , 178 K, -139 °F
沸点
33 °C , 306 K, 91 °F
水 への溶解度
混和
log POW
0.391
蒸気圧
63.41 kPa (at 20 °C)
屈折率 (n D )
1.3742
熱化学
標準生成熱 Δf H o
−113.0–−111.6 kJ mol−1
標準燃焼熱 Δc H o
−2.3540–−2.3550 MJ mol−1
標準モルエントロピー S o
218.32 J K−1 mol−1
標準定圧モル比熱 , C p o
163.85 J K−1 mol−1
危険性
GHSピクトグラム
GHSシグナルワード
DANGER
Hフレーズ
H224 , H315 , H319 , H335
Pフレーズ
P210 , P261 , P305+351+338
EU分類
F+ Xi
EU Index
612-007-00-1
Rフレーズ
R12 , R36/37/38
Sフレーズ
(S2) , S16 , S26 , S29
引火点
−20℃
発火点
402℃
爆発限界
2–10.4%
許容曝露限界
TWA 5 ppm (12 mg/m3 )[ 4]
最低致死濃度 LCLo
7000 ppm (mouse, 40 min)[ 3]
半数致死量 LD50
380 mg kg−1 (dermal, rabbit) 550 mg kg−1 (oral, rat)
半数致死濃度 LC50
4,000 ppm (rat, 4 hr)[ 3]
関連する物質
関連するアルカンアミン
関連物質
2-メチル-2-ニトロソプロパン
特記なき場合、データは常温 (25 °C )・常圧 (100 kPa) におけるものである。
イソプロピルアミン は、化学式 C3H9N|C3 H9 N で表されるアルキルアミン の一種。モノイソプロピルアミン、2-アミノプロパンとも呼ばれる。
性質
アンモニア 臭があり、嗅覚閾値 は1.2ppm[ 2] 。引火点は-20℃で、日本の消防法 では危険物第4類の特殊引火物に該当する。吸湿性があり、水とは混和する。プロトン化 のpK a 値は10.63である[ 5] 。
製法
イソプロピルアルコール とアンモニア から、ニッケル または銅 の触媒 の存在下でアミノ化 することにより得られる[ 6] [ 7] 。
(
CH
3
)
2
CHOH
+
NH
3
⟶ ⟶ -->
(
CH
3
)
2
CHNH
2
+
H
2
O
{\displaystyle {\ce {{(CH3)2CHOH}+ NH3 -> {(CH3)2CHNH2}+ H2O}}}
用途
グリホサート やアトラジン などの除草剤 、合成樹脂添加剤 、医薬品 、ゴム薬品、染料 、界面活性剤 などの中間原料となる[ 8] 。
脚注
外部リンク