trans-エポキシコハク酸ヒドロラーゼ(trans-epoxysuccinate hydrolase、EC 3.3.2.4)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- trans-エポキシコハク酸 + 水メソ酒石酸
従って、この酵素の基質はtrans-エポキシコハク酸と水の2つ、生成物はメソ酒石酸のみである。
この酵素は加水分解酵素、特にエーテル結合に作用するエーテル加水分解酵素に分類される。系統名は、trans-2,3-エポキシコハク酸ヒドロラーゼである。この酵素は、リモネンやピネンの分解に関与している。この酵素は、グリオキシル酸やジカルボン酸の代謝に関与している。
出典
- Allen RH, Jakoby WB (1969). “Tartaric acid metabolism. IX. Synthesis with tartrate epoxidase”. J. Biol. Chem. 244 (8): 2078–84. PMID 5782001.