『TURNING POINT』(ターニングポイント)は、2022年・2023年・2024年に公開された日本映画。アイドルを目指す女性達とプロデューサーの男性の周囲で巻き起こる芸能界のトラブルが描かれる。[1]
監督であるハシテツヤの実話を元に作られたストーリーとして、現実部分にリンクしている部分もあるとされている。
EPISODE1
ストーリー(EPISODE1)
アイドルを目指す坂本凛(雛田真依羽)が、豊満なバストを活かしてグラビア業界に進出するも、アイドルグループへの夢を捨てきれずに悶々とした日々を送る姿を描いてた。一方、グラビアアイドルを応援するアプリ「爆天」を開発していた原辰也(さがね・まさひろX-GUN)は、楽曲制作をきっかけにアイドルグループ「爆天グラマラス」をプロデュースすることになる。原のゲーム会社のスタッフ木村政行(大大大輔)と森田慎児(森一茂)と共にアイドル運営に尽力していく。坂本はこのグループに参加し、8人の仲間たちと出会うが当初は馴染めずにいた。メンバーそれぞれが悩みや不安を抱えながらも、夢を叶えるためにレッスンに励みむが、阿部優子(伊織いお)は枕営業、槙原彩奈(愛萌なの)パパ活、水野はな(なな茶)はアダルトビデオの勧誘、上原律子(未梨一花)はセクハラ被害、篠塚由梨(原つむぎ)はストーカー被害、松本エミリ(山本ゆう)は生活苦など、それぞれが様々なトラブルを抱えながらもライブデビューに挑む。[2]
キャスト(EPISODE1)
製作(EPISODE1)
- 雛田真依羽演じるヒロインのモデルは、本人であり、さがね・まさひろ(X-GUN)演じる原は監督ハシテツヤがモデルである。実際に雛田が活動していたアイドルグループGracoRexの周辺に起こったエピソードが原案となっている。
- 主題歌「今だけを信じて」は、さがねとファンキー加藤が既知の友人で実現した。
- 坂本の実家のシーンは、実際に雛田の実家で撮影され、お母さん役には自身の母親が本人役で出演している。
その他(EPISODE1)
EPISODE2
ストーリー(EPISODE2)
デビューを果たした爆天グラマラスだったが、素人同然の原を疎ましく思う秋山や工藤らが運営チームから原を外す計画を立てる。原はライブ会場で知り合った神楽坂51のプロデューサーの藤本雅彦(いしだ壱成)からJapan Idol Festivalの情報を聞き、グループの目標にする事を決断する。藤本はアプリ開発のできる原に根本隆夫(ビートきよし)が主催するミスヤングワンダーのイベントアプリ制作の依頼をするなど、徐々に距離感を縮めていく。しかし、事務所に不満を持つ坂本と原が仲良くしている事が原因で工藤らに引き抜き疑惑をかけられた原は、ついに運営チームから追い出されてしまう。なんとか原は命名権と楽曲は死守したが、吉村里緒(篠原冴美)だけが残る形となった。坂本は事務所を辞めた後、グループにも居場所を失っていく。壊滅状態に陥った爆天グラマラスだったが、吉村の働くガールズバーの同僚、駒田詩織(堀内玲)が新メンバーに加入したのをきっかけに、キャバクラで出会った岡本菜緒(和地つかさ)やSNSで応募があった菅野こはる(風吹ケイ)[3]、戸郷ひかる(日下部ほたる)らが爆天グラマラス2期生として集まってきた。そんな時、藤本からミスヤングワンダーの不正を持ち掛けれる原は困惑する。さらに藤本は新しく悩殺タイガースを誕生させてさらに勢力を強めていく。
キャスト(EPISODE2)
製作(EPISODE2)
- 挿入歌 = 1-Girls「1-Girls「Just Me…」
- 挿入歌 = 平石佳啓「時雨の記-2021- feat. B-NINJAH,呂布カルマ,田中聖」
その他(EPISODE2)
[4]
EPISODE3
ストーリー(EPISODE3)
脳梗塞で倒れた木村が病床から復帰。爆天グラマラスのメンバー戸郷ひかると内緒で付き合っていた事でメンバー間に亀裂が生じる。公私混同する木村と戸郷に嫌気がさし、ついにリーダー的存在だった岡本が脱退してしまう。一方、ミスヤングワンダーに出演していた別所和美が藤本と根本の行った不正によりネット上で大バッシングにあってしまう。ついには別所が自殺未遂を起こしてしまう。神楽坂51のメンバー間でも戸惑う者が現れるがリーダー長嶋幸子(小日向ななせ)が毅然とした態度でチームを引っ張る。藤本は悩殺タイガースに新恋人の浅村美憂(桃池未依)を中心としたチーム作りを始め、井川慶子(藤田あずさ)らに反感を買っていく。そんな中で、藤本がセクハラしていたマスクガールズの奥川じゅん(恋渕ももな)は今だにトラウマに悩まされている。
[5]
キャスト(EPISODE3)
製作(EPISODE3)
- EPISODE3とEPISODE4は同時期に撮影されている。
その他(EPISODE3)
- いしだ壱成と石田純一が親子共演を果たしている。
- EPISODE5から長野久恵役で出演する 千咲てらがエンドロール中の原の夢の中のシーンに登場している。
EPISODE4
ストーリー(EPISODE4)
根本と藤本からの提案でソロアイドルイベントに爆天グラマラスのメンバー菅野こはる(高梨瑞樹)が出演する事になる。雑誌にも取り上げられるようになり、徐々に爆天グラマラスの知名度も上がっていく。
劇団スタルヒン代表の栄村忠男(中川パラダイス)は吉村と駒田を劇団に入れ不穏な動きを見せ始める。別所和美(鈴木ゆうは)の自殺未遂により活動休止を決断する神楽坂51。それにより、神楽坂51が出演予定だったJapan Idol Festivalの出場枠をかけたサバイバルオーディションが藤本と根本により準備される。
爆天グラマラス、悩殺タイガース、ブルースワローズの3組による最後の出場枠1枠をかけた戦いが始まる。
キャスト(EPISODE4)
製作(EPISODE4)
- EPISODE3とEPISODE4は同時期に撮影されていたため、EPISODE3の上映から1ヶ月という異例の早さでEPISODE4の上映となった。
その他(EPISODE4)
- 劇中の野球シーンでは、撮影後に実際に野球の試合が行われ、その試合で大大大輔が本塁打を放っている。
EPISODE5
ストーリー(EPISODE5)
菅野こはる(もものすけ)の元彼である星野武臣(平岡拓真)は、寄りを戻すためにライブ終わりに菅野に近づいてくる。心配した小林愛(伊村要)はヲタクに助けを求める。星野の先輩、栄村忠男(中川パラダイス)は吉村を自分の女にするために爆天グラマラスの壊滅させる計画を立てる。徐々にメンバーが辞めていきapan Idol Festivalの直前にも関わらずメンバー数が3〜4人にまで減ってしまう爆天グラマラス。森田は秋葉原で黒江真知子(夏季)を勧誘、原の元カノ川相昌美(富樫未来)の紹介で長野久恵(千咲てら)が爆天グラマラスの新メンバーに加入。元マスクガールズの奥川じゅん(恋渕ももな)は、内山正恵(愛桜みさ)と山瀬郁江(中村美緒莉)に声をかけマスクガールズ復活を試みる。当時のボイストレーナーの山下智男(ICHIDAI)にも声をかけ、新生マスクガールズとして生まれ変わろうとした矢先に、藤本雅彦(北見寛明)の逆鱗に触れ言いがかりをつけられてしまう。[6]
キャスト(EPISODE5)
製作(EPISODE5)
- EPISODE5とEPISODE6は同時撮影を行なっている。
その他(EPISODE5)
- 主題歌「VISIONARY OF JUNGLE(Neo)」のROLL DAYSのボーカルICHIDAIが俳優としても出演している。
- 友情出演で(渡辺美奈代)の長男(矢島愛弥)が出演している。
- 友情出演で元(プロ野球選手)の(前田幸長)が出演している。
主要キャストの遷移
脚注