TS (TAB_SET)とは、アポロコンピュータ社のコンピュータに搭載されていたウィンドウシステム(ディスプレイマネージャ)で利用できた、制御コマンド『DMコマンド』の一つ。
概要
TS コマンドは、すべてのウインドウのタブ・ストップを設定する
書式
TS < n1 > < n2 >...< -R >
利用法
TS コマンドは全てのウインドウのデフォルトのタブ・ストップを設定する。
タブ・ストップはシステム・ルーチン PAD_$SET_TABS のコールを使ったプログラムから設定することもできる。
プログラム・コントロールにより設定されたタブ・ストップはそのプログラムに属するウインドウ内における TS により設定されたタブ・ストップを書き直す。
デフォルトではタブは5スペース毎に設定されている。
引数が指定されない場合ストップはその行の文字毎に設定される。
・n1 n2 ...(省略可)
タブストップを設定する.‘n’の値は文字の絶対的な位置を表す整数である。
小さい順に並んでいなければならない.コラムは 1 から数え始める。
省略時は上記参照.
オプション:
-R 最後のインターバルを繰り返す.
使用例
タブをコラム7と12と,その後は 5 スペースごとに設定する。
Command: TS 7 12 -r
関連項目
参考文献
- AEGIS COMMAND REFERENCE (Apollo Computer社)
- Domain/OS display manager - Command reference (1988-07 HP社)