この項目では、ロックバンドについて説明しています。恐竜については「トリケラトプス 」をご覧ください。
TRICERATOPS (トライセラトップス)は、日本 のスリーピース ・ロックバンド [1] 。略称はトライセラ 。所属事務所は TRINITY ARTIST。
経歴
1995年 10月、和田唱が友人の紹介で出会った林幸治と曲作りを始める[3] 。翌年2月に知人を介して吉田佳史と出会い、セッションで意気投合したことからTRICERATOPSの結成に至った[3] 。同年の5月に初デモテープのレコーディング、7月に渋谷La.mamaで初ライブを行う[3] 。
1997年 にbounce recordsよりミニ・アルバム『TRICERATOPS 』のリリースを経て、同年7月にシングル「Raspberry 」でエピックレコードジャパン よりメジャーデビュー[3] 。
デビュー当初は渡辺ミキ が代表を務めるワタナベエンターテインメント傘下のマニア・マニア がマネジメントを行なっていたが、同社が芸能スクールワタナベエデュケーショングループ に改組された事に伴い、関連会社として2005年に新設されたTRINITY ARTISTに移籍。現在もワタナベエンターテインメント系列に所属。
デビューからの音楽プロデューサーは、元渡辺音楽出版の敏腕プロデューサーで沢田研二 ・山下久美子 ・吉川晃司 らを手掛けた木崎賢治 が担当。木崎が手掛けるBUMP OF CHICKEN はメジャー・デビュー前のTRICERATOPSのイベントで対バンした際に木崎に見初められデビューに至った。
1999年 、シングル「GOING TO THE MOON 」がポカリスエット のCMに使用されると、バンドの知名度が一気にアップし、同作はオリコンシングルチャートのトップ5にランクイン。同年発売アルバム『A FILM ABOUT THE BLUES 』もバンド最大のヒットを記録、同アルバムのツアーファイナルで初の日本武道館 公演を行った。
2002年 、レーベルをビクターエンタテインメント に移籍。ビクター在籍中にシングル9枚、オリジナル・アルバム4枚、ライブ・アルバム1枚を発表する。
2008年 、レーベルをtearbridge records に移籍。
2011年 にバンド結成15周年、2017年 にデビュー20周年、2022年 にデビュー25周年を迎えた。
メンバー
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和田唱 (わだ しょう (1975-12-01 ) 1975年 12月1日 (47歳) - )
使用機材
・Epiphone E230TD Casino 1966
・Fender Custom Shop MBS 1965 Stratocaster by John Cruz
・Fender Mustang 1965
・Fender Mustang Bass 1971
・Fender Telecaster 1960
・Fender Telecaster 1976
・Fender Precision Bass 1970
・Gibson A-50 1949
・Gibson Custom Historic Collection Les Paul Standard 1958 Reissue
・Gibson EB-1 1953
・Gibson ES-335TD 1961
・Gibson ES-335TD 1967
・Gibson Les Paul Classic 1960 Reissue 1992
・Gibson Les Paul Custom 1958
・Gibson Les Paul Custom 1973
・Gibson Les Paul Deluxe 1970
・Gibson Les Paul Model 1954
・Gibson Les Paul Standard SG 1961
・Gibson LG-2 1949
・Gibson L-00 1941
・Gibson Southern Jumbo 1952
・Gibson USA Les Paul Standard
・Harmony H1002 Caribbean 1950's
・Hofner 500/2 1966
・Kramer Pacer Custom II 1980's
・K.Yairi SW-00BK
・Martin D-18 1956
・Martin D-28 1947
・Martin OOO-18 1955
・Republic Guitars Highway 61 Woodbody
・Rickenbacker 331 Light Show 1970
・Rickenbacker 335 1966
林幸治 (はやし こうじ (1976-07-24 ) 1976年 7月24日 (46歳) - )
ベース ・コーラス 担当。東京都江戸川区 出身。A型。身長183cm。
ベース に触れるキッカケは中学3年生の時に組んでいたバンド。当初はキーボード を担当していたが、メンバーの都合もあってベース を弾く事が多くなっていった[6] 。家ではギターを弾いていることが多いという[6] 。「Listen」、「Driver」など、一部楽曲で作詞作曲とボーカルを務めている。
深沼元昭のソロプロジェクトであるMellowhead や、彼が在籍しているPLAGUES のサポートメンバーも務めている。
吉田佳史 (よしだ よしふみ (1970-11-14 ) 1970年 11月14日 (52歳) - )
ドラムス ・コーラス担当。愛知県 名古屋市 出身。A型。身長171cm。
小学校3年生の時に母親の使っていた編み物 の棒(編み針)を持って叩くようになったのが、ドラムを始めるキッカケとなった[7] 。中学3年生の時に初めてドラムセットの前に座ったときにはすでに8ビートや16ビートが叩けるようになっていたという[7] 。
TRICERATOPS結成前は「バーニッシュストーン・レコーディングスタジオ」のスタジオミュージシャンであった。当時CHAGE and ASKA のプロデューサーであった山里剛 のアシスタントに付き、CHAGE and ASKAのアルバムなどの製作に参加したことがある。現在もバンド活動と並行して吉井和哉 、阿部真央 、高橋優 など、他のミュージシャンのライブでサポートメンバーを務めている。
スタジオミュージシャン時代、音楽の道を諦め、実家に帰り、ペンキ屋の道に進もうと考えていた矢先、知人の紹介で和田と林に出会い、TRICERATOPSに加入した。
既婚者で二児の父。趣味にゲーム を挙げ、ファミ通 のインタビューで鬼武者 を10時間でクリアしたエピソードや、楽曲製作期間中にドラクエVII をプレイしていた事を明かしている[8] 。建築塗装技士2級を持つ。かつては愛煙家であったが、現在は完全に禁煙している。
音楽性
デビュー当初から「ロック で踊る」ということをテーマとして掲げており[9] 、メンバーもブログやインタビューで度々その点に触れていることがある[10] [11] [12] 。
また、ブラックミュージックに多く見られるリフ を多用しており、4つ打ち(バスドラムが4/4拍子の拍毎にアタックされるリズム)のディスコ的リズムを用いた楽曲が多いのも特徴。代表曲「Raspberry」「FEVER」「GROOVE WALK」「ROCK MUSIC」などでもそのリズムが用いられている。和田は「日本のロックには、"リフ"が圧倒的に少ない」とデビュー以来リフにはこだわり続けている[13] 。 『MADE IN LOVE 』ではデジタルサウンドも導入している[14] 。
数曲の例外を除いて、バンドの全曲にコーラス(ハーモニー)が入っていることも特徴である[15] 。和田もTRICERATOPSについて「世の中の3ピースバンドの中で恐らく一番ハーモニーを多用するバンド」だと述べ、「楽器の音数が少ないので余計(ハーモニーは)大事だと俺は考えてる」とも発言している[15] 。
ソングライター・和田は「ロックバンド」と括った場合、圧倒的にブリティッシュ・ロック派であり、イギリスのロック・グループにフェイバリットを数多く挙げている[要出典 ] 。「アメリカのバンドは殆どがお洒落じゃない。(本人談)」 しかしこと「音楽」という括りで言えば大のアメリカ音楽ファンである[要出典 ] 。その趣味指向は40〜50年代のジャズ からモータウン 等のR&B に代表される黒人音楽を筆頭に、白人が作ったミュージカル 音楽やディズニー まで幅広い[要出典 ] 。
和田はアメリカのロックバンドでもお気に入りが居る。ザ・ビーチ・ボーイズ 、キッス (2000年の来日時にはポール・スタンレー のメイク&フル・コスチュームで東京ドームに行くほどの熱の入れようだった)近年はザ・ストロークス のファンである[要出典 ] 。
その他
GRAPEVINE とはデビューが同期であり、和田は「ずーっと共にこの音楽の道を歩んで来た、戦友的存在」だと発言している[16] 。GRAPEVINEも同時期にデビューしたバンドの中でTRICERATOPSと仲が良いとインタビュー内で述べているなど親交がある[17] 。デビューから11年目の2008年10月13日に新宿LOFT で初の2マンライブを行い、2012年に行われたTRICERATOPSの15周年ツアー、2014年の「DINOSAUR ROCK’N ROLL 6」でも2バンドによる対バンが実現した。2016年には対バンツアーが行われる。NONA REEVES ともデビュー時期が近く、知り合ってからの時期も長いことから親交があったものの、2012年にTRICERATOPSの15周年ライヴで対バンを行うまで、両バンドの2マンライブは実現していなかったという[18] 。
2000年 からバンド主催のイベント「DINOSAUR ROCK'N ROLL」を不定期に開催しており、複数のアーティストとの対バンを行っている。イベントはこれまで6回(2000年、2006年 、2007年 、2008年 、2011年 、2014年 )行われている。
多くの有名アーティストと共演してきた事でも知られる[要出典 ] 。和田は、デビュー時のシャイな自分達からは考えられないと発言しているが、その幅は新人から超大物まで、バラエティに富んでいる[要出典 ] 。
ディスコグラフィー
シングル
CDシングル
配信限定シングル
全作詞・作曲:和田唱 / 全編曲:TRICERATOPS
アルバム
インディーズ
オリジナル・アルバム
2016年 8月24日 に1st~4thの復刻盤、アナログLPを発売[19] 。
ミニ・アルバム
ベスト・アルバム
その他アルバム
映像作品
参加・楽曲提供作品
野宮真貴 『Lady Miss Warp』(2002年11月7日)
10. YOU ARE MY STAR(和田唱による作詞・作曲・コーラス、TRICERATOPSによる演奏)
『YOSUI TRIBUTE 』(2004年11月10日)
『LONDON PUNK 1977 Tribute Album』(2004年3月17日)
5. I'm so bored with the U.S.A
松たか子 『僕らがいた』(2006年4月26日)
2. 水溜まりの向こう(和田唱による作詞・作曲・コーラス、TRICERATOPSによる演奏)
松たか子 『Cherish You』(2007年4月25日)
3. 惑星(和田唱による作詞・作曲・コーラス・ギターソロ演奏)
『Radiohead Tribute-Master’s Collection-』(2006年11月22日)
SPARKS GO GO 『Good Fellas』(2007年9月5日)
1. ハートのショップ(和田唱による作詞・作曲・ギター・バッキングボーカル)
『ユニコーン・トリビュート 』(2007年10月24日)
藤井フミヤ 『F's KITCHEN 』(2008年10月8日)
6. キメゼリフ(和田唱による作詞・作曲・コーラス、TRICERATOPSによる演奏)
藤井フミヤ『F's シネマ 』(2009年9月30日)
7. ネオン(和田唱による作詞・作曲・ギター・ベース・コーラス)
『THIS IS FOR YOU ~THE YELLOW MONKEY TRIBUTE ALBUM~ 』(2009年12月9日)
土岐麻子 『乱反射ガール 』(2010年5月26日)
10. HUMAN NATURE(和田唱によるデュエット・全演奏・編曲)
12. Perfect You(和田唱による作曲・編曲・ギター・ピアノ)
ゆず 『2-NI- 』(2011年2月16日)
11. 第九のベンさん(TRICERATOPS & ゆずによる演奏・コーラス)
『OK!!! C'MON CHABO!!! 』(2011年2月23日)
SCANDAL 「ピンヒールサーファー 」(2012年9月12日)
1. ピンヒールサーファー(和田唱による作詞・作曲・編曲)
山下智久 『A NUDE』(2013年9月11日)
7. 原始的じゃナイト 〜アナログ ラブ〜(和田唱による作詞)
Kis-My-Ft2 「SNOW DOMEの約束/Luv Sick 」(2013年11月13日)
1. SNOW DOMEの約束(和田唱による作詞)※初回限定盤Bにおいては2曲目
SMAP 「Yes we are/ココカラ 」(2014年4月9日)
2. ココカラ(和田唱による作詞・作曲)※初回限定盤Bにおいては1曲目
KAN『6×9=53 』(2016年2月3日)
2. 胸の谷間(TRICERATOPSによる演奏)
6. scene(吉田佳史によるドラム)
8. 桜ナイトフィーバー ~Album Version~(和田唱によるギターソロ)
スキマスイッチ 『re:Action 』(2017年2月15日)
5. マリンスノウ produced by TRICERATOPS(TRICERATOPSによるプロデュース)
May J. 『Best Of Duets』(2017年3月29日)
3. Startin' Lovin' (with May J.) / TRICERATOPS
入野自由 『Life is... 』(2020年11月4日)
4. どうしようもなく辛い夜は (和田唱による作曲)[20]
ソロ作品
和田唱
アルバム
Blu-ray
和田唱_一人宇宙旅行~ライヴ・イン・ブリッツ~ (2020年4月22日)
Northern Boys(林幸治・菅原龍平)
EP
Music On The Radio EP (2018年11月21日)
SPICE (2020年1月8日)
吉田佳史
アルバム
タイアップ一覧
ヘビーローテーション/パワープレイ
テレビ
ラジオ
出演
ワンマンライブ・主催イベント
1998年12月05日・06日 - TRICEATOPS SPECIAL LIVE SHOWCASE introducing THE GREAT SKELETON'S MUSIC GUIDE BOOK
1999年01月15日〜03月20日 - THE GREAT SKELETON'S MUSIC GUIDE BOOKTOUR
1999年10月10日〜10月20日 - SECOND COMING TOUR
1999年11月07日〜2000年02月20日 - TRICERATOPS "A FILM ABOUT THE BLUES" FINAL TOUR
2001年03月20日〜07月30日 - KING OF THE JUNGLE TOUR
2002年10月20日〜12月30日 - TRICERATOPS TOUR 2002 FROM DUSK TILL DAWN
2003年06月24日〜08月04日 - NO BARRICADE TOUR
2004年02月25日〜05月10日 - LICKS & ROCKS TOUR '04
2004年10月31日〜11月23日 - JEWEL TOUR
2005年03月11日〜05月14日 - TRICERATOPS COME VOYAGE WITH US TOUR
2005年11月12日〜11月28日 - TRICERATOPS RIDE TO WARP TOUR 2005
2006年04月01日〜05月28日 - TRICERATOPS SPRING TOUR '06
2006年11月09日〜12月22日 - TRICERATOPS LEVEL 32 TOUR
2007年04月20日〜05月30日 - TRICERATOPS DON'T STOP THE NOISE TOUR
2007年11月21日〜12月16日 - TRICERATOPS SHAKE YOUR HIP TOUR
2008年07月08日〜07月20日 - TRICERATOPS SUMMER TOUR '08 MADE IN LOVE
2008年09月25日 - TRICERATOPS presents DINOSAUR ROCK'N ROLL "Dance Night"
w/RAM RIDER
2008年11月01日〜12月13日 - TRICERATOPS DANCE TO THE SPACE GROOVE TOUR
2009年08月17日〜08月29日 - TRICERATOPS WILD SUMMER TOUR 2009
2009年08月31日 - TRICERATOPS RIDE TO WARP TOUR 2009
2009年11月29日〜12月15日 - TRICERATOPS 3000WATTS TOUR 2009
w/藤井フミヤ
2010年05月29日〜06月26日 - TRICERATOPS NEO NEO MODS TOUR
2010年11月11日〜12月12日 - WE ARE ONE TOUR 2010
2011年04月11日〜04月12日 - DINOSAUR ROCK 'N ROLL 5 WE ARE ONE -CERTIFICATE-
w/BARBARS / HOME MADE 家族 / May J. / 菅原卓郎 / 藤井フミヤ
2011年07月15日〜08月21日 - TRICERATOPS SUMMER TOUR "MOD SURFER"
2011年11月03日〜11月19日 - TRICERATOPS WINTER 2011
2012年04月12日 - 連載・おとといミーティング TRICERATOPS "12-Bar" vol.8 大阪
w/吉井和哉
2012年06月02日〜07月21日 - TRICERATOPS 15TH ANNIVERSARY TOUR
w/UNISON SQUARE GARDEN / GRAPEVINE / SCANDAL / OKAMOTO'S
2012年10月24日 - 連載・おとといミーティングTRICERATOPS"12-Bar" vol.12
w/仲井戸 "CHABO" 麗市
2012年12月30日 - TRICERATOPS 15TH ANNIVERSARY TOUR アンコールライブ
2013年01月26日 - TRICERATOPS 12-Bar"13"
2013年06月21日〜07月30日 - TRICERATOPS 2013 SUMMER TOUR
2013年08月25日・09月21日 - 宮沢和史 & TRICERATOPS TOUR 2013 フーテンのミヤトラ
2013年11月01日〜12月01日 - WINTER TOUR 2013
2014年04月11日〜04月12日 - TRICERATOPS presents DINOSAUR ROCK'N ROLL 6
w/ GRAPEVINE / 桜井和寿 (シークレットゲスト)
2014年05月24日〜07月21日 - TRICERATOPS TOUR 2014
2014年11月01日〜12月30日 - TRICERATOPS WINTER TOUR 2014 「FOR THE STARLIGHTS」
2015年05月24日〜06月07日 - "SONGS FOR THE STARLIGHT" リリースツアー第一弾
2015年09月19日〜12月06日 - "SONGS FOR THE STARLIGHT" リリースツアー第二弾
2016年04月16日〜04月17日 - TRICERATOPS PREMIUM ACOUSTIC LIVE
2016年05月14日〜06月19日 - TRICERATOPS LIVE TOUR 2016
2016年08月26日〜09月24日 - IN A LIFETIME 2016 presents GRAPEVINE × TRICERATOPS GRAPEVINE performs"退屈の花" TRICERATOPS performs"TRICERATOPS" (1st Album)
2016年11月03日〜12月30日 - TRICERATOPS ACOUSTIC LIVE TOUR 2016
2017年03月17日〜03月18日 - DINOSAUR ROCK'N ROLL 7
w/UNISON SQUARE GARDEN
2017年05月13日〜07月21日 - TRICERATOPS 20TH ANNIVERSARY TOUR
出演イベント
ラジオ番組
ディスカバー・ビートルズ(2020年4月 - 2021年3月、NHK-FM ) - 出演者は和田唱と杉真理
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
和田唱 - 林幸治 - 吉田佳史 シングル
アルバム
映像作品 関連項目