THE WAR/戦場の記憶(ザ・ウォー せんじょうのきおく、原題:The War at Home)は、1996年のアメリカ合衆国のドラマ映画。エミリオ・エステベスが監督・製作・主演の3役を務めた。そのほかの出演はマーティン・シーン、キャシー・ベイツ、キンバリー・ウィリアムズなど。
概要
ベトナム帰還兵の男と、彼の家族との関係・心の葛藤を描いた作品。脚本家のジェームズ・ダフが1984年に発表した戯曲「ホームフロント」を映画化したもので、エステベスが「ディズニーが本作の制作費を提供する代わりに『D3 マイティ・ダックス 飛べないアヒル3』に無償で出演する」という契約に従って、300万ドル(宣伝費用も含めた総予算は450万ドル)の予算で製作された作品である[1][2]。なお本作は父のマーティン、息子のエミリオ、孫のレネー・パロマと、エステベス家が3世代にわたって出演している作品でもある。
あらすじ
ベトナムで兵士として戦争に参加したジェレミーはPTSDを患い、帰国から1年経ってもその辛い経験を忘れられずにいた。傷ついたジェレミーを理解できず、受け入れることのできない厳格な父。ジェレミーを子供のように扱い、必要以上に世話を焼く母。家族との関係は悪化する一方であった。やがて感謝祭の日、ジェレミーの怒りは頂点に達する。
キャスト
※括弧内は日本語吹替
公開
この映画は1996年11月20日に劇場公開された。興行成績は43,000ドルにとどまり、失敗であった[3]。
日本では劇場未公開。1997年4月25日にタキコーポレーションからVHSが発売されたが、DVD・Blu-rayは未発売。
脚注
- ^ The War at Home (1996) - IMDb, https://www.imdb.com/title/tt0118117/trivia/ 2022年9月10日閲覧。
- ^ “Movie Review: The War at Home” (英語). www.austinchronicle.com. 2022年9月10日閲覧。
- ^ “The War at Home”. Box Office Mojo. 2022年9月10日閲覧。
外部リンク