syudou(しゅどう、1995年9月27日 - )は、日本のシンガーソングライター、音楽プロデューサー、ボカロP。山梨県生まれ、栃木県育ち[3]。
2021年現在はVOCALOID楽曲、本人歌唱楽曲の発表やセルフカバー[4][注釈 2]、ラジオ動画の投稿を多数行っている。代表曲に「うっせぇわ」「ビターチョコデコレーション」「コールボーイ」「キュートなカノジョ」「爆笑」など。
家族の影響で音楽を聴き始め、2012年からインターネット上でドラムの「演奏してみた」の動画投稿等の活動をはじめ、2012年後期にはボカロPとして活動を始めた[5]。syudouが音楽活動を始めた2012年の動画は削除されており[注釈 3]、現存する最古の楽曲はYouTubeでは2013年投稿の「ふなっしーの歌」[6] である。このせいか、ファンからは「ふなっしーの男」などと呼ばれる。ニコニコ動画では2015年投稿の「ガラクタ通り四番地」[7] である。2012年以前はニコニコ動画にてMAD動画を投稿していた[8]。2016年頃には他者の楽曲のカバーなどを行っていた時期もあった[9][注釈 4]。就職後も活動はそのまま続け、2018年1月に投稿した楽曲「邪魔」がヒットし、同年、syudou自身初となる楽曲提供をアイドルグループのじゅじゅに行った。その後も多くのヒット作を発表し、2019年には、syudou初のアルバム『最悪』を発売した。その後、2020年1月、会社を辞めて音楽家に転身した[3]。2021年1月からsyudou個人の企画であるラジオ動画「syudouの孤独なラジオ」を投稿、更新している。
2019年に投稿した楽曲「ビターチョコデコレーション」がヒットしてからは作詞、作曲者として楽曲提供を積極的に行うようになり、2020年10月に歌い手であるAdoに楽曲「うっせぇわ」を提供し、大きな反響を生んだ[10][11]。2021年になるとAdoだけでなく、作詞・作曲者であるsyudou自身も注目されることとなり、メディアで取り上げられることが多くなる[12]
2021年3月30日にsyudou初のオリジナル歌唱曲「へべれけジャンキー」が発表されたが[13]、syudouは自身のブログで「ボカロ活動を辞める気もさらさらありませんし、活動内容が大きく変わることもない」としている[14]。実際、ニコニコ動画では現在もボカロも投稿している。
2022年2月25日、syudou初となるライブ公演「狼煙」のティーザー動画がYouTubeにて公開された[15]。その後の同年4月29日に、ライブ名と同名の楽曲である「狼煙」が発表された。その後の5月3日にオンラインライブという形でPIA LIVE STREAMで配信がされた。ライブ配信終了後まもなく、3ヶ月後となる8月8日にsyudou初となる有観客でのライブ公演「加速」を中野サンプラザで行うと告知がなされた[16]。初ライブを中野サンプラザにした理由は、syudouは生まれは山梨県、育ちは栃木県で、故郷といえる場所が2箇所あり、両県を行き来する途中、新宿経由で中野駅をよく通過しており、その際に車両の窓から見えるのが中野サンプラザであったことや、学生時代にライブイベントでよく足を運んでいた会場であり、思い入れが深かったこと[17]、また、中野サンプラザが2023年7月2日をもって閉館することが決まり、閉館の前に思い入れのある中野サンプラザでライブをしてみたかったからだと語っている[18]。
楽器等について学び始めたのは、中学校で吹奏楽部に入部したことがきっかけ。その後、ドラムの「演奏してみた」を動画サイトで公開するようになる。高校生時代にバンドを結成するもうまくいかず解散。その頃にDTMを開始した。作曲家を目指すようになったのは大学に入学したあたりから。パソコンやDAWを購入し、レコード会社にデモテープを送りながらボカロPとしての活動を本格的に始めるも当時は全く上手くいかず、そのまま就職する[5]。しかし、就職後も並行してボカロPとしての活動を続けていたところ、2019年に投稿した「ビターチョコデコレーション」が注目される。2020年、音楽関係だけで生活できるようになったことから務めていた会社を退社[3]。
ハチ(米津玄師)の大ファンであり、アルバムの解説配信でもそのことを語っている。またスマホゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」への提供曲「ジャックポットサッドガール」はハチの「砂の惑星」へのアンサーソングである[19]。
お笑い好きであることを公言しており、芸人の粗品がsyudouの提供曲である「うっせぇわ」の替え歌カバーを公開し、そのときsyudouがそのことを取り上げ、両者はネット上で交流し、粗品がsyudouを指名する形で二人の対談インタビューが行われ、2021年3月31日に公開された[19]。
楽曲の「爆笑」はある芸人のお笑い人生を描いたものとsyudou自身が発表しており、芸人のマヂカルラブリーはこの楽曲は自分達のお笑いの人生を描いているのではないかということを楽曲発表後のラジオで話し[20]、そのうえ、当楽曲の元になっている芸人はマヂカルラブリーではないかと考察がなされていたため、ネットを中心に当時、話題となった。約1年後となる2022年4月11日に公開された、syudouとマヂカルラブリーの野田クリスタルとの対談で、syudouは本楽曲をマヂカルラブリーを題材とした曲だと宣言した[21]。
特記がない限り、レーベルはsyudou商店。[22][23]
Blu-ray (初回限定盤のみ)
「アイソトープ」「ねこと文鳥」「魔王」「今日」「アンチテーゼ貴様」[注釈 5]は、書き下ろし楽曲。
本作品のみ、U&R Recordsからのリリースとなった。
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以下の表はsyudouの楽曲のミュージックビデオを作成した人とタイトル、年を表している。
懺悔の季節
(当時は あまづ名義)
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