SCAT航空(スキャットこうくう、SCAT Airlines)は、カザフスタンのシムケントを本拠地とする航空会社である。
概要
1997年に設立され、現在はカザフスタンのフラッグキャリアであるエア・アスタナに次ぐ同国第2位の航空会社である[1]。
国内線はカザフスタン全域に55便の定期便を就航させ、国際線はロシア、トルコ、インド、中国、日本などに38便を就航させている。
2015年にIATAの統一基準に合格し、2018年に正式に加盟した。
子会社のサンデー・エアラインズは、リゾート地を中心にチャーター便での旅客輸送を行っており、かつて東京/成田~ヌルスルタン線の運航も行っていた。
歴史
1997年にパイロットであった、現社長のウラジミール・デニソフと現副社長のウラジミール・シトニクによって設立された。
初運航は1998年で、An-24 (航空機)によるアルマトイ~クズロルダ線である。
1999年からは国際線の運航も行っている。
2009年にボーイング757型機を購入し、トルコ、タイ、中国、UAEにチャーター便の運航を開始した。
2011年にカザフスタンで開催されたアジア冬季競技大会では公式スポンサーとなり各国選手団向けに運航を行った。
2019年7月6日、ボーイング757型機の運航による東京/成田~ヌルスルタン線を定期チャーター週1便で開設した[1]。この路線が日本とカザフスタンを結ぶ初めての直行便となった。将来的には定期便化することを目指していて、ビジネスでの利用が4割・レジャーでの利用が6割と予想している。ビジネスでの利用について同社は、「カザフスタンには既に多くの日系企業が進出しており、今後も経済交流は拡大する」との見方を示している[2]。9月3日からは同路線が週2便に増便された[3]。その後は10月15日をもって一度運航を取りやめ、10月27日以降の冬ダイヤでボーイング767型機により週2便定期便化された[4]。その後、2020年3月10日より週1便に減便され、新型コロナウイルス感染拡大のため4月1日をもって運休となった[5]。
保有機材
就航都市
国内線
国際線
航空事故
脚注
関連項目
外部リンク