OOPSLA (Object-Oriented Programming, Systems, Languages & Applications) とは、ACMが毎年開催している国際会議である。オブジェクト指向プログラミングのシステム、言語、アプリケーションを主題としている。
第1回のOOPSLAは1986年、ポートランドで開催された。主催したのはACMのSIGPLAN (Special Interest Group for Programming Languages) であった。OOPSLAの開催地とテーマは毎年変わる。通常、論文発表を中心として、比較的実用的な実験報告、パネル、ワークショップ、チュートリアルなどがある。
OOPSLAは今日のオブジェクト指向プログラミングの隆盛に寄与してきた。また、デザインパターン、リファクタリング、アスペクト指向プログラミング、モデル駆動工学、アジャイルソフトウェア開発、ドメイン固有言語といった関連分野の発展にも寄与した。
ヨーロッパではOOPSLAに対応する国際会議として ECOOP がある。
OOPSLAの単独開催は2009年度が最後になっており、2010年以降はACM主催の綜合コンピュータプログラミング国際会議「SPLASH」に組み込まれて、包括開催されるようになっている。