NAGAREYAMA F.C.(ながれやまエフシー、英: Nagareyama Football Club)は、千葉県流山市をホームタウンとするサッカークラブ。Jリーグ加盟を目指すクラブの1つである。
概要
2021年設立のサッカークラブ[3]。現在、選手及びスタッフは流山市内出身・在住・在勤・在学経験者等により構成されている。
歴史
2021年6月4日[4]、『流山からJリーグへ』『「わたしも頑張ろう!」そのエネルギーをあなたに届ける』を趣旨に代表者の安芸銀治により株式会社流山FCを設立[5]。
翌2022年より本格的にサッカークラブとしての活動を開始し、初年度は千葉県社会人サッカーリーグ3部に初参戦。グループ1にて全勝優勝を果たし、同リーグ2部への昇格を果たす。
2023年は千葉県社会人サッカーリーグ2部グループ1に参戦。最終節で船橋FCとの全勝同士による首位決戦を制し、見事に2年連続で全勝優勝を果たすと同時に同リーグ1部への昇格を果たす。
またこの年は (チーム強化のため) 千葉県リーグと並行で我孫子・鎌ヶ谷リバーサイドリーグ (我孫子市サッカー協会主催、鎌ヶ谷市サッカー協会共催) にも参戦しリーグEASTで6勝1分の1位となるも、年度跨りでの開催となる決勝トーナメントは新年度の活動との兼ね合いから出場を辞退。併せてリバーサイドリーグはこの年のみの参戦となる[6]。
さらに9月からは後援会の発足とともに、目指す未来として「NAGAREYAMA F.C.は街のインフラ(必要不可欠な存在)になる」を掲げるようになる[7][8]。
2024年は千葉県社会人サッカーリーグ1部に参戦。この年はリーグ戦初の黒星など複数の敗戦を喫するが、最終節で房総ローヴァーズ木更津FCとの首位決戦を制し、3年連続でのリーグ優勝および2年連続での昇格即優勝を果たすと共に、関東サッカーリーグ2部への昇格戦である関東社会人サッカー大会への出場権を獲得。初出場となった同大会では1回戦でFCカラスト埼玉南西(埼玉県4位)と対戦するも0-1で敗退となる[9]。
アカデミー・スクール
- 2025年4月新設予定[10]。
- 2024年4月開講[11]。小学生および未就学児対象。
エンブレム
自然豊かな流山市の青、緑をテーマカラーに、市の鳥「オオタカ」の羽ばたく姿で「Jリーグへの挑戦」を表し、胸にあるボールのマークは「選手それぞれが想いを持って流山FCに参画する」ことを表現[12]。
青:オオタカ(蒼鷹)/ 水の色
緑:森
金:流山市発祥白みりんの琥珀色
2024年12月15日、NAGAREYAMA F.C.サンクスデー(ファン感謝デー)にてクラブエンブレムの新デザインを発表し、翌々日の12月17日には公式HP上でも正式に新エンブレムを発表。
新しいエンブレムは中央にある「N」が流山市の「流山」(NAGAREYEMA)を象徴し『クラブが地域社会と結びついて街の一部となる』ことを示しており、江戸川や東武線、TXなど、流山市を貫く主要インフラと共に成長し街のインフラの一部として機能するという長期ビジョンを表現[13]。
新エンブレムのカラーは 白地に ネイビー(Navy)の組み合わせをメインに、その反転となるネイビー地に白を組み合わせたもの、ネイビーに代えて スカイブルー(Skyblue)を使用したもの、あるいは地を サックスブルー(Saxeblue)にしたものなどが使用されている[14]。
タイトル
リーグ戦
- 2022年
- 2023年
- 2024年
年度別成績
リーグ戦
年度 |
所属 |
順位 |
勝点 |
試合 |
勝 |
分 |
敗 |
得点 |
失点 |
得失差
|
2022 |
千葉県社会人サッカーリーグ3部 グループ1 |
優勝 |
18 |
6 |
6 |
0 |
0 |
36 |
2 |
+34
|
2023 |
千葉県社会人サッカーリーグ2部 グループ1 |
優勝 |
27 |
9 |
9 |
0 |
0 |
35 |
5 |
+30
|
2024 |
千葉県社会人サッカーリーグ1部 |
優勝 |
33 |
16 |
11 |
0 |
5 |
43 |
17 |
+26
|
カップ戦
千葉県サッカー選手権大会(天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会 千葉県予選)
年度 |
ラウンド |
結果 |
試合 |
勝 |
PK勝 |
PK敗 |
敗
|
2024 |
予選トーナメント |
Hブロック突破 |
3 |
2 |
1 |
0 |
0
|
決勝トーナメント |
2回戦敗退 |
2 |
1 |
0 |
1 |
0
|
千葉県社会人リーグカップ(全国社会人サッカー選手権大会 千葉県予選)
年度 |
ラウンド |
順位 |
勝点 |
試合 |
勝 |
分 |
敗 |
得点 |
失点 |
得失差
|
2024 |
予選リーグ |
グループB 2位 |
2 |
2 |
0 |
2 |
0 |
3 |
3 |
0
|
関東社会人サッカー大会
年度 |
ラウンド |
結果 |
試合 |
勝 |
PK勝 |
PK敗 |
敗
|
2024 |
- |
1回戦敗退 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1
|
公式戦成績
選手
ユニフォームの色
カラー
|
シャツ
|
パンツ
|
ストッキング
|
FP(1st)
|
エメラルドブルー
|
エメラルドブルー
|
エメラルドブルー
|
FP(2nd)
|
琥珀色
|
琥珀色
|
琥珀色
|
GK(1st)
|
赤
|
赤
|
赤
|
GK(2nd)
|
紫
|
紫
|
紫
|
|
|
|
ユニフォームスポンサー
2024年シーズン[16]
ユニフォームサプライヤー
- 2022年
- 2023年~
ホームゲーム会場
現状(2024年11月1日現在)流山市内には千葉県社会人サッカーリーグの試合開催基準を満たす一般用グラウンド (天然芝または人工芝) がないため、チーム発足以来全てのホームゲームが流山市外で行われている。これまでに開催された千葉県社会人サッカーリーグでの NAGAREYAMA F.C. ホームゲーム会場は以下の通り。
東葛エリア(松戸市、柏市、我孫子市、流山市、野田市)
会場名 |
所在地 |
回数 |
開催年度
|
あけぼの山公園芝生広場 |
柏市 |
1回 |
2024
|
利根川ゆうゆう公園 |
我孫子市 |
1回 |
2023
|
その他
会場名 |
所在地 |
回数 |
開催年度
|
VONDSグリーンパーク |
市原市 |
3回 |
2024③
|
ローヴァーズドリームフィールド |
木更津市 |
2回 |
2024②
|
市津運動広場多目的広場 |
市原市 |
2回 |
2022②
|
市原スポレクパークD |
市原市 |
1回 |
2022
|
加茂運動広場多目的広場 |
市原市 |
1回 |
2022
|
常総運動公園自由広場 |
守谷市(茨城県) |
1回 |
2022
|
(参考) 2025年度以降に流山市内にある流山スポーツフィールドA面が人工芝化される予定あり[17]。
ホームタウン活動
クラブ自らが主催しての活動 および 協力団体等との共催による活動のほか、他団体主催イベントにも積極的に参加するなど、形を問うことなくホームタウン内での活動を行っている。
クリーン活動
『緑・自然、歴史風情あふれる街なみの保全を目的とし、この活動を通して「流山をもっと綺麗に、もっと好きに」、街への愛着も育んで』いくことを主旨に、クラブ主催の清掃活動として『緑と歴史を守ろう!クリーン活動』(当初は『緑を守ろう!クリーン活動』)のタイトルで2022年2月13日より開始[18]。主に土曜日を中心とした週末に選手およびスタッフが参加して準定期的に行われ、初年度(2022年度)より年間30回程度を開催[19]
[20]。
当初は市内の4つほどの地域で順番に開催していたが徐々に活動地域を拡大し、2024年は従来からの流山総合運動公園、流山本町、江戸川土手、流山おおたかの森の他に南流山、初石、江戸川台、利根運河なども開催地域に加えるなど、市内南部から北部まで網羅しながら活動している。
また2024年には活動の主旨に賛同する他のボランティア活動団体(グリーンバード流山チームなど)等とのコラボ開催なども行っている[21][22]。
クリーン活動大作戦
クラブ主催で通常行っているクリーン活動を市民コラボ化した大規模開催活動で、公益市民団体『緑と歴史を守ろう!クリーン活動会』を主催としてクラブは共催の形で参加。イベントとしての正式名称は『流山クリーン活動大作戦』[23]。2023年4月8日に流山おおたかの森駅周辺で開催された第1回以降、これまでの全5回に共催参加している[24][25][26]。
関連項目
脚注
外部リンク