M-1グランプリ2023

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M-1グランプリ2023
受賞対象結成15年以内の漫才師(2人以上)
開催日2023年12月24日(敗者復活戦、決勝)
会場テレビ朝日(決勝)
日本の旗 日本
主催M-1グランプリ事務局
吉本興業
朝日放送テレビ(ABCテレビ)
司会今田耕司
上戸彩
報酬賞金1000万円他
最新受賞者令和ロマン
公式サイト公式サイト
テレビ/ラジオ放送
放送局ABCテレビ・テレビ朝日系列
放送時間2023年12月24日
18時30分 - 22時10分

M-1グランプリ2023』(エムワングランプリ2023)は、吉本興業朝日放送テレビ(ABCテレビ)主催の漫才コンクール「M-1グランプリ」の第19回大会。2023年12月24日に決勝戦が開催され、ABCテレビ・テレビ朝日系列にて生放送された。大会スローガンは「爆笑が、爆発する。」。優勝者は令和ロマン

概要

総エントリー数は再エントリーを含め8540組[1]。今大会から1回戦免除となるシード権の対象が「前年の準決勝進出者」から「前年の準々決勝進出者」に拡大された[2]

今大会からナイスアマチュア賞に加え、1回戦全日程を通して「小学生以下のメンバーのみで構成された組」の中から印象に残った漫才師たちへの「ナイスキッズ賞[注 1]、同じく1回戦全日程を通して方言や伝統衣装を使用したり、名物や名跡をテーマとしたり、日本全国の民俗的特色を活かした漫才で各エリアを盛り上げてくれた漫才師たちへの「ジモトスター賞」が導入されている[3]

決勝戦は準決勝を勝ち上がった真空ジェシカ令和ロマンダンビラムーチョくらげモグライダーヤーレンズさや香カベポスターマユリカの9組、そして敗者復活戦を制したシシガシラを加えた10組で争われた。

大会の流れ

1回戦から準々決勝まで

エントリー受付は6月26日から8月31日まで[4]。1回戦は8月1日から10月6日にかけて開催。北海道、仙台、埼玉、千葉、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、沖縄に加え、新たに静岡が追加され、11都道府県での開催となった[5]。その後は東京、大阪・京都の2地区に分けて、10月16日 - 27日に2回戦、10月29日 - 11月8日に3回戦、11月20日 - 22日に準々決勝が開催された。

長らく予選の審査員を務めていた倉本美津留前田政二長谷川朝二の3人が本大会は審査員から外れることとなった[6]

エントリーした8540組中、376組が3回戦、123組が準々決勝に進出。準々決勝初進出組はモンスーンぐろうボニーボニーオーサカクレオパトラウイスキーカノンハスキーポーズ盆と正月ジョックロック釈迦虎、チューリップフィクサー(白桃ピーチよぴぴ、シゲカズです)、らぶらいken(らぶおじさん、今井らいぱちkento fukaya)、ヤングタウン(福島暢啓錦笑亭満堂)、人間横丁豆鉄砲ちゃんぴおんず戦慄のピーカブーミカボめっちゃ最高ズイチゴそいつどいつ春組織スーパーニュウニュウきっと君はくるさ十九人ナユタ、マチルダ、1000(蓮見翔、園田祥太)、バンビーノ、Let Me Show You THE まごころ(友田オレ、ピボット福田)、きつね日和、やわら(鈴木バイダン、りゅうたろう)、オダウエダスタミナパンフランスピアノモシモシ、サブマごり押し(小籔千豊ムーディ勝山)、ジグザグジギー、コーツ(永田敬介、栗原泰之)、パーフェクトパワーズ(なかやまきんに君ケイン・コスギ)、いぬの40組。

ベストアマチュア賞は「ナユタ」、ベストキッズ賞は「ラブリースマイリーベイビー」が受賞[注 2]。共に準決勝でゲスト出演し、ナユタはオープニングアクトとしてネタを披露した。

準決勝(大会の流れ)

12月7日にNEW PIER HALLにて開催。準々決勝を通過した30組に[注 3]TVerでの投票企画で選ばれたワイルドカード枠のダブルヒガシを加え、31組が出場した。

準決勝初進出はフースーヤぎょうぶ豪快キャプテンバッテリィズエバースシシガシラナイチンゲールダンスきしたかの鬼としみちゃむダブルヒガシ華山ドーナツ・ピーナツ20世紀、スタミナパンの13組。

審査の結果、真空ジェシカが3年連続、さや香が2年連続3回目、カベポスターが2年連続、モグライダーが2年ぶり、令和ロマンダンビラムーチョくらげヤーレンズマユリカが初の決勝戦進出を果たした。

敗者復活戦(大会の流れ)

12月24日に開催。ワイルドカード枠のダブルヒガシを除く21組に出場資格が与えられ、決勝戦進出の最後の1枠を争った。

会場は昨年までの六本木ヒルズアリーナから、新宿住友ビル・三角広場に変更され、史上初の屋内での開催となった。審査方法も昨年までの視聴者投票から一新され、観客審査「サバイバルラウンド」と芸人審査「ファイナルサバイバルジャッジ」の2ステージ制となった(詳細はM-1グランプリ#敗者復活戦を参照)。

司会は6年連続の陣内智則に加え、西野七瀬が2年ぶりに担当。芸人審査員は柴田英嗣野田クリスタル渡辺隆山内健司石田明が務めた[10]

サバイバルラウンドでは、Aブロックは7組目のヘンダーソン、Bブロックは6組目のナイチンゲールダンス、Cブロックは3組目のシシガシラが勝利。ファイナルサバイバルジャッジではシシガシラが4票を獲得し、決勝戦に進出した。

また、Bブロック4組目のトム・ブラウンの披露したネタがネット上で大きな話題となった[11][12]

決勝戦(大会の流れ)

12月22日にテレビ朝日にて開催。準決勝を通過した9組と、敗者復活戦を勝ち上がった1組の計10組が出場した。

決勝戦の司会は17大会連続の今田耕司と、12大会連続の上戸彩[13]。審査員は山田邦子博多大吉富澤たけし塙宣之礼二松本人志に加え、勇退を発表していた立川志らく[14]の後任として海原ともこが就任した[15]

ファーストラウンドの出番順を決める「笑神籤(えみくじ)」を引き演者を発表する役割には、2023 ワールド・ベースボール・クラシック にて侍ジャパンを優勝に導いた、前監督の栗山英樹(1・3・5・7・9組目)と読売ジャイアンツ岡本和真(2・4・6・8・10組目)が招かれた。笑神籤による抽選の結果、令和ロマン、シシガシラ(敗者復活組)、さや香、カベポスター、マユリカ、ヤーレンズ、真空ジェシカ、ダンビラムーチョ、くらげ、モグライダーの順でネタを披露した。

審査員7名による採点の結果、さや香、ヤーレンズ、令和ロマンが最終決戦に進出。ファーストラウンド下位から順にネタを披露し[注 4]、最終投票では邦子、富澤、ともこがヤーレンズに、大吉、塙、礼二、松本が令和ロマンに投票。4票を獲得した令和ロマンが第19代王者となった。

結果

準決勝(結果)

  • コンビ名、所属事務所は出場当時、結成年の太字はラストイヤー。
  • 金背景は決勝戦進出者。
グループ コンビ名 所属事務所 No. 結成年 準決勝進出歴 結果
A ダブルヒガシ[注 5] 吉本興業 3665 2014年 1/初進出 敗退
ぎょうぶ 吉本興業 1197 2018年 1/初進出 敗退
きしたかの マセキ芸能社 2245 2012年 1/初進出 敗退
ドーナツ・ピーナツ 吉本興業 4640 2014年 1/初進出 敗退
ママタルト サンミュージックプロダクション 1166 2016年 2/2年連続 2回目 敗退
フースーヤ 吉本興業 303 2016年 1/初進出 敗退
トム・ブラウン ケイダッシュステージ 3769 2009年 3/4年ぶり 3回目 敗退
B カ/華山 吉本興業 4532 2012年 1/初進出 敗退
スタミナパン ソ/SMA 6148 2014年 1/初進出 敗退
ゴ/豪快キャプテン 吉本興業 1333 2019年 1/初進出 敗退
オズワルド 吉本興業 1321 2014年 5/5年連続 5回目 敗退
ヘンダーソン 吉本興業 1019 2008年 2/2年ぶり 2回目 敗退
くらげ 吉本興業 2109 2018年 2/4年ぶり 2回目 通過
バッテリィズ 吉本興業 1340 2017年 1/初進出 敗退
シン/真空ジェシカ プロダクション人力舎 24 2012年 3/3年連続 3回目 通過
C ナイチンゲールダンス 吉本興業 2157 2017年 1/初進出 敗退
オニ/鬼としみちゃむ 吉本興業 2620 2017年 1/初進出 敗退
レ/令和ロマン 吉本興業 1955 2018年 3/2年連続 3回目 通過
ニッポンの社長 吉本興業 5911 2013年 4/3年ぶり 4回目 敗退
ダイタク 吉本興業 3851 2009年 5/2年ぶり 5回目 敗退
ニ/20世紀 吉本興業 4648 2014年 1/初進出 敗退
エバース 吉本興業 1787 2016年 1/初進出 敗退
モグライダー マセキ芸能社 2242 2009年 2/2年ぶり 2回目 通過
D ダンビラムーチョ 吉本興業 2066 2011年 3/2年連続 3回目 通過
ヤーレンズ ケイダッシュステージ 2613 2011年 2/2年連続 2回目 通過
ロングコートダディ 吉本興業 4226 2009年 5/5年連続 5回目 敗退
ななまがり 吉本興業 2241 2008年 2/2年連続 2回目 敗退
シシガシラ 吉本興業 2055 2018年 1/初進出 敗退
さや香 吉本興業 3638 2014年 4/3年連続 4回目 通過
カベポスター 吉本興業 3920 2014年 4/4年連続 4回目 通過
マユリカ 吉本興業 2617 2011年 4/3年連続 4回目 通過

敗者復活戦(結果)

  • コンビ名、所属事務所は出場当時、結成年の太字はラストイヤー。
  • サバイバルラウンドの太字は各試合の勝者、金背景はファイナルサバイバルジャッジ進出者。
  • 成績表の金背景は決勝戦進出者。
成績 コンビ名
所属事務所
No. 結成年 敗者復活戦
出場歴
ブロック
出番順
芸人審査
得票数
1位 シシガシラ
吉本興業
2055 2018年 1/初出場 C-3番 4票
2位 ヘンダーソン
吉本興業
1019 2008年 2/2年ぶり 2回目 A-7番 1票
3位 ナイチンゲールダンス
吉本興業
2157 2017年 1/初出場 B-6番 0票
観客審査
敗退
カ/華山
吉本興業
4532 2014年 1/初出場 A-1番
ぎょうぶ
吉本興業
1197 2018年 1/初出場 A-2番
ロングコートダディ
吉本興業
4226 2009年 3/3年ぶり 3回目 A-3番
ニッポンの社長
吉本興業
5911 2013年 4/3年ぶり 4回目 A-4番
ニジ/20世紀
吉本興業
4648 2014年 1/初出場 A-5番
ママタルト
サンミュージックプロダクション
1166 2016年 2/2年連続 2回目 A-6番
ゴ/豪快キャプテン
吉本興業
1333 2019年 1/初出場 B-1番
オニ/鬼としみちゃむ
吉本興業
2620 2017年 1/初出場[注 6] B-2番
スタミナパン
SMA
6148 2014年 1/初出場 B-3番
トム・ブラウン
ケイダッシュステージ
3769 2009年 2/4年ぶり 2回目 B-4番
エバース
吉本興業
1787 2016年 1/初出場 B-5番
オズワルド
吉本興業
1321 2014年 2/2年連続 2回目 B-7番
ドーナツ・ピーナツ
吉本興業
4640 2014年 1/初出場 C-1番
きしたかの
マセキ芸能社
2246 2012年 1/初出場 C-2番
ダイタク
吉本興業
3851 2009年 5/2年ぶり 5回目 C-4番
ななまがり
吉本興業
2241 2008年 3/2年連続 3回目 C-5番
バッテリィズ
吉本興業
1340 2017年 1/初出場 C-6番
フースーヤ
吉本興業
303 2016年 1/初出場 C-7番
サバイバルラウンド Aブロック 得票率
試合 暫定勝者組 ネタ終了組
コンビ名 得票率 コンビ名 得票率
第1試合 カ/華山 52% ぎょうぶ 48%
第2試合 華山 13% ロングコートダディ 87%
第3試合 ロングコートダディ 68% ニッポンの社長 32%
第4試合 ロングコートダディ 62% ニジ/20世紀 38%
第5試合 ロングコートダディ 48% ママタルト 52%
第6試合 ママタルト 41% ヘンダーソン 59%
サバイバルラウンド Bブロック 得票率
試合 暫定勝者組 ネタ終了組
コンビ名 得票率 コンビ名 得票率
第1試合 ゴ/豪快キャプテン 11% オニ/鬼としみちゃむ 89%
第2試合 鬼としみちゃむ 47% スタミナパン 53%
第3試合 スタミナパン 47% トム・ブラウン 53%
第4試合 トム・ブラウン 20% エバース 80%
第5試合 エバース 33% ナイチンゲールダンス 67%
第6試合 ナイチンゲールダンス 73% オズワルド 27%
サバイバルラウンド Cブロック 得票率
試合 暫定勝者組 ネタ終了組
コンビ名 得票率 コンビ名 得票率
第1試合 ドーナツ・ピーナツ 70% きしたかの 30%
第2試合 ドーナツ・ピーナツ 15% シシガシラ 85%
第3試合 シシガシラ 72% ダイタク 28%
第4試合 シシガシラ 53% ななまがり 47%
第5試合 シシガシラ 78% バッテリィズ 22%
第6試合 シシガシラ 60% フースーヤ 40%

決勝戦(結果)

得点・得票詳細の装飾の意味
金背景 1位通過、優勝
銀背景 2位通過
銅背景 3位通過
赤文字 審査員別の最高評点
青文字 審査員別の最低評点
赤太文字 全体の最高評点
青太文字 全体の最低評点
  • 順位は最終決戦に進出したコンビは票数、それ以外のコンビはファーストラウンドの得点による順序。
  • 所属事務所は出場当時。
  • 敗者復活組はキャッチコピーが無いため、「(敗者復活組)」とする。
  • 順位や得点などをまとめた表は、矢印がついたセルをクリックすると、昇順、降順、元の順の順番で並び替えられる。
順位 コンビ名
所属事務所
No. 結成年 決勝進出歴 キャッチコピー ファースト 最終決戦
出番 得点 出番 得票
1/優勝 レ/令和ロマン
吉本興業
1955 2018年 1/初進出 エキセントリックルーキー 1番 648点 1番 4票
2位 ヤーレンズ
ケイダッシュステージ
2613 2011年 1/初進出 ノンストップ・ウザ 6番 656点 2番 3票
3位 さや香
吉本興業
3638 2014年 3/2年連続 3回目 激情リベンジ 3番 659点 3番 0票
4位 マユリカ
吉本興業
2617 2011年 1/初進出 ずっとキモダチ 5番 645点
5位 シン/真空ジェシカ
プロダクション人力舎
24 2012年 3/3年連続 3回目 アンコントロールIII 7番 643点
6位 カベポスター
吉本興業
3920 2014年 2/2年連続 2回目 草食系ロジカルモンスター 4番 635点
7位 モグライダー
マセキ芸能社
2242 2009年 2/2年ぶり 2回目 メジャーポンコツ 10番 632点
8位 ダンビラムーチョ
吉本興業
2066 2011年 1/初進出 M-POP 8番 631点
[注 7]
9位 シシガシラ
吉本興業
2055 2018年 1/初進出 (敗者復活組) 2番 627点
10位 くらげ
吉本興業
2109 2018年 1/初進出 純情!ワイシャツとアロハ 9番 620点
ファーストラウンド得点詳細
出番順 コンビ名 得点計 邦子 大吉 富澤 ともこ 礼二 松本
1 レ/令和ロマン 648 92 91 94 93 94 94 90
2 シシガシラ 627 87 88 91 90 92 91 88
3 さや香 659 98 94 95 93 96 94 89
4 カベポスター 635 94 89 88 89 95 92 88
5 マユリカ 645 92 90 96 92 92 92 91
6 ヤーレンズ 656 93 91 97 93 96 93 93
7 シン/真空ジェシカ 643 90 95 93 91 91 91 92
8 ダンビラムーチョ 631 93 89 92 91 90 89 87
9 くらげ 620 89 87 89 90 89 90 86
10 モグライダー 632 87 89 90 91 93 91 91
最終決戦得票詳細
出番順 コンビ名 得票数 邦子 大吉 富澤 ともこ 礼二 松本
1 レ/令和ロマン 4
2 ヤーレンズ 3
3 さや香 0

記録

  • 真空ジェシカが3年連続で決勝進出したことで、プロダクション人力舎が同数であったワタナベエンターテインメントを抜いて非吉本勢で最も決勝戦出場のべ組数が多い事務所となった(7回)。
  • M-1史上初めて、準決勝以降(敗者復活戦を含む)に女性芸人が1人も登場しない大会となった。
  • 第12回(2018年)以来5年ぶりに、前年度の最終決戦進出コンビ(さや香)が準決勝を通過した。
    • 一方で、第12回(2016年)から7組連続[注 8]で、前年度の3位コンビが準決勝までに敗退している(敗者復活での決勝進出を含む)。
  • 第11回(2015年)のトレンディエンジェル以来、8年ぶりに決勝戦未経験コンビが敗者復活戦を通過した(シシガシラ)。
  • M-1史上初めて、決勝戦の女性審査員が2名となった(山田邦子海原ともこ)。
  • 令和ロマンが第5回(2005年)の笑い飯以来となるトップバッターからの最終決戦進出、さらに第1回(2001年)の中川家以来となるトップバッターからの優勝を成し遂げた[18]
    • ファーストラウンドで平均92.57点(648 / 700点)を獲得し、トップバッターとしての最高平均点を大幅に更新した[注 9]
    • ファーストラウンドのトップバッターにおいて、全審査員から90点以上の得点を獲得したのは大会史上初めてである。
    • 令和ロマンの芸歴5年8か月は、優勝者として最短芸歴である[注 10]
  • さや香は「ファーストラウンド1位通過からの最終決戦敗退」を2度経験した初のコンビとなった。

三連単人気ランキング

三連単順位予想キャンペーンの1番人気は「さや香・令和ロマン・真空ジェシカ」。2番人気と3番人気は番組内と公式サイトで矛盾が起きており、番組内では「令和ロマン・さや香・真空ジェシカ」、公式サイトでは「さや香・真空ジェシカ・令和ロマン」が2番人気とされている。

人気 コンビ名 実際
1番 さや香 3位
2番 令和ロマン 1位
3番 真空ジェシカ 5位
4番 モグライダー 7位
5番 カベポスター 6位
6番 敗者復活(シシガシラ) 9位
7番 マユリカ 4位
8番 ヤーレンズ 2位
9番 ダンビラムーチョ 8位
10番 くらげ 10位

紹介VTR

前回と同様、敗者復活組を除く決勝進出コンビ9組の紹介VTRでは、「○○(コンビ名)とは―」というテロップに、ナレーションの「2人は言う」のあとに、返答がテロップで表記された。

コンビ名 ○○(コンビ名)とは―
令和ロマン 他人事。
さや香 ほぼケンカ
カベポスター おだやかで急。
マユリカ 鼻につく。
ヤーレンズ おしゃべり。
真空ジェシカ 状態異常。
ダンビラムーチョ 明るく楽しく。
くらげ 存在意義。
モグライダー どう転ぶかわからない

社会的反応

PR効果測定ツール「Qlipper」のデータによると、M-1グランプリ2023のニュース記事の総数は過去大会から大きく減少した。特に最終決戦に進出した3組の記事数が過去大会と比べて少なく、優勝者である令和ロマンの記事数はウエストランドの69.4%、錦鯉の77.7%に留まった。松本人志の週刊文春報道が12月26日から芸能ニュースの支配的話題となり、その後も2024年1月1日の能登半島地震、2日の羽田空港における衝突事故が社会的に大きな影響を与えたことで、エンタメに関するニュースが配信されにくくなったことが要因とされる[19]

大会から1か月間の記事数
記事数 PV
2021 19,125 153,271,604
2022 18,337 198,483,880
2023 13,062 176,623,012

一方で、優勝者の令和ロマンが慶應義塾大学お笑い道場O-keis出身であることや、ベストアマチュア賞を受賞したナユタが早稲田大学お笑い工房LUDO所属の現役大学生であったことから、大学のお笑いサークルへの注目が高まった[20]

スタッフ

個別記事のある人物・会社のみ記載し、所属先は省略する。

関連番組

前回まではZホールディングス(現・LINEヤフー)が運営しているGYAO!でもM-1グランプリの一部コンテンツを配信していたが、同サービスが2023年3月で終了したため、今回からはNTTドコモが運営しているLeminoに変更することになった[21]

M-1ラジオ〜〇〇のチカラ〜(ABCラジオradikoYouTube
11月12日 - 12月24日 日曜日 23:30 - 24:00に放送。歴代『M-1』王者がパーソナリティとなり、ゲストを迎えてそれぞれの目線で『M-1』を語る。
キラリと光るマヂカルスターを探せ! 2023(Lemino)
12月1日から順次配信。1回戦の中から厳選された、個性の強いネタを披露した「マヂカルスター」にマヂカルラブリーがコメントする。
超お宝映像で振り返る!M-1衝撃の瞬間SP(ABCテレビ・テレビ朝日系列TVer
12月17日 12:55 - 13:55に放送。過去の大会の名場面を振り返る。この番組内で決勝戦と敗者復活戦の審査員発表も行われた[22]。出演者はブラックマヨネーズ川田裕美
アマチュアたちのM-1グランプリ(ABCラジオ、radiko、YouTube〈ラジオドラマのみ〉)
12月17日 21:00 - 22:30に放送。アマチュア漫才師の中から、目が見えない男の子と母親の親子コンビ「おちゃのは[23]」をピックアップし、松本若菜北村有起哉らが出演するラジオドラマと、本人たちに対する東野幸治のインタビューで構成される[24]
いよいよ開幕 M-1グランプリ2023 〜笑いのサンタは誰のもとへ!?〜(TVer)
12月24日 13:30 - 14:45に生配信。敗者復活戦会場(新宿住友ビル・三角広場)にて敗者復活戦の徹底考察や生リポートなどを行う。出演者はトータルテンボス山之内すず武智
ラジオでウラ実況!M-1グランプリ2023(ABCラジオ、radiko)
12月24日 18:00から放送。決勝戦のサイマル生中継を組み込んだ特別番組。出演者は石田明哲夫ユースケ鷲尾千尋
M-1グランプリ2023 イブより熱い大反省会(Lemino)
決勝戦終了直後に生配信。決勝戦を終えたばかりのファイナリスト達を迎え、今大会を振り返る。司会は川島明、ゲストは笑い飯、マヂカルラブリー、錦鯉
M-1打ち上げ by ストロングゼロ(TVer、YouTube、X
12月25日 0:00(24日深夜24:00)から生配信。決勝戦を終えたファイナリスト達を招いての打ち上げ企画。幹事(司会)は千鳥
速報!M-1ネクストデイ 王者誕生までの舞台裏(ABCテレビ・テレビ朝日系列、TVer)
12月25日 20:00 - 21:54に生放送。ファイナリストと共に前日の決勝戦を振り返る。司会は今田耕司
M-1グランプリ2023 アナザーストーリー(ABCテレビ・テレビ朝日系列〈関西ローカル[25]〉、TVer)
2025年1月14日 0:00 - 1:00(13日深夜24:00 - 25:00)に放送。番組内のサブタイトルは「2つの漫才人生、1つの志」。優勝者・令和ロマンと2位・ヤーレンズの密着映像を公開。決勝戦数日後に収録されたインタビュー映像も使用されている。

公式関連出版物

  • M-1グランプリ2023 完全ガイドブック(ヨシモトブックス / ABCアーク、ASIN B0CN1KWHW3、2023年12月13日)[26]

脚注

注釈

  1. ^ 第13回(2017年)にも同名の賞はあったが、その時はメンバーに大人が含まれている場合も有効だった。
  2. ^ 3回戦進出者に8歳児と4歳児の実の兄妹コンビ「カットミドルベイビーズ[7][8]」がいたが、2回戦進出止まりでの受賞となった。
  3. ^ 前年度は27組だったが、公式側は一貫して「前回から5組増加」と誤った内容を使用している(正しくは3組増加)[9]
  4. ^ 例年通りのネタ順だが、大会後の反省会で「最終決戦前に3組が互いのネタの内容を話し合った上で決めた」ことが明かされている[16]
  5. ^ ワイルドカード枠により準決勝に追加合格。
  6. ^ 鬼沢さんは「メトロクラフト」として、2010年に敗者復活戦出場経験あり。
  7. ^ M-1公式サイト内「大会の歴史」ページでは、得点のみ「632点」と誤表記されている[17]
  8. ^ 第14回(2018年)でラストイヤーだったジャルジャルを除く。
  9. ^ それまでのトップバッターとしての最高平均点は、第17回(2021年)のモグライダーの平均91.00点(637 / 700点)。
  10. ^ これまでの最短芸歴記録はせいや(霜降り明星)の5年11か月。せいや、令和ロマンともにアマチュアとして活動歴がある。せいやは霜降り明星を結成した2013年1月、令和ロマンはNSC卒業年度の2018年4月がプロデビュー年である。

出典

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外部リンク