JPML WRCリーグは、日本プロ麻雀連盟の関連団体である(株)JPMLが主催する競技麻雀のタイトル戦[1]。
2022年に創設された赤牌ありのリーグ戦については、JPML WRC-Rリーグを参照のこと。
概要
旧「内外タイムス杯」を起源とするリーグ戦で、2001年度前期までは「王座杯」という名称だったが、2001年度後期より「チャンピオンズリーグ」へ改称され、2016年後期からルールや大会形式を変更のうえ、連盟WRCルールで打つ機会を増やす大会として[2]、現行のタイトルとなった。
大会システム
日本プロ麻雀連盟所属のプロ雀士のみが参加できる。鳳凰戦所属リーグを問わないため、A1リーグ所属の雀士とEリーグ所属の雀士が対戦することも発生しうる[1]。
- 予選リーグ[2][3]
- 1節4日間のリーグ戦を5節行う。50分超過時点でその次の局が最終局となる。
- 各節終了時点でポイントがマイナス150ポイントを超えるとその時点で失格。
- 5節終了時点で成績を比較し、順位に応じて以下のトーナメントに進む。
- 総合首位→ベスト16にシード
- 総合2位-10位(9名)→2次トーナメントにシード
- 総合11位-26位(16名)→1次トーナメント進出
- なお、シード選手の参加辞退等によりトーナメント参加者が不足する場合は順位を繰り上げる。
- 予備予選トーナメント[3]
- 地方支部代表12名(足りない場合は予選リーグ敗退者から補充)を3卓に分け、各卓で半荘2回戦を実施。
- 各卓の上位2名、計6名が2次トーナメント進出。
- 1次トーナメント[2][3]
- シードの女流桜花、プロクイーンと、予選勝ち上がり16名、予備予選トーナメント勝ち上がり6名を加えた24名を6卓に分け、各卓で半荘3回戦を実施。
- 各卓の上位2名、計12名が2次トーナメント進出。
- 2次トーナメント[2][3]
- シードの王位、麻雀マスターズ、麻雀グランプリと予選シード9名、1次トーナメント勝ち上がり12名を加えた24名を6卓に分け、各卓で半荘3回戦を実施。
- 各卓の上位2名、計12名がベスト16進出。
- ベスト16[2][3]
- シードの前期WRC優勝者、鳳凰位、十段位と予選最上位シード、2次トーナメント勝ち上がり12名を加えた16名を4卓に分け、各卓で半荘4回戦を実施。
- 各卓の上位2名、計8名がベスト8進出。
- ベスト8[2]
- ベスト16勝ち残りの8名を2卓に分け、各卓で半荘4回戦を実施。
- 各卓の上位2名、計4名が決勝進出。
- 決勝[2]
- ベスト8勝ち残りの4名で半荘4回戦を実施し、成績上位が優勝。
- 第13期からは優勝賞金として60万円が授与される[4]。
他のタイトル戦と異なり、前回優勝者はベスト16シードとなる(決勝まで2回の勝ち上がりが必要)ため、システム的に連覇の難しい大会となっている[5]。
なお、チャンピオンズリーグ時代は、予選リーグは半荘4回戦×5節。1半荘は時間制限ありの50分+1局で打ち切り。準々決勝からは現チャンピオンズリーグの1名を加えた16名で行う。決勝は準決勝勝ち上がりの4名で半荘5回戦。その半荘5回戦のトータルトップ者が優勝者だった。
2020年の第8期は新型コロナウイルスの影響による3ヶ月間の中断があったため1年通じての開催となり、リーグ戦も7節にわたって行った。
ニコニコ生放送などでは、決勝トーナメント(ベスト16以降)から配信される。
歴代優勝者
- チャンピオンズリーグ
- JPML WRCリーグ
脚注