正式名称は「IBM 8100 情報システム」(IBM 8100 Information System)である。
概要
IBM 8100はIBMの当時の分散処理用のコンピュータであり、(メインフレームによる集中処理に対して)ローカルでの処理能力を提供した。
IBM 8100は、分散処理用コンピュータであるIBM 3790の後継であり、DPCX(Distributed Processing Control eXecutive)とDPPX(Distributed Programming Processing Executive)の2つの互換性の無いオペレーティングシステム(OS)で稼働した。
IBM 8100は32ビットのプロセッサー(CPU)を持つが、その命令セットはUC(Universal Controller)と呼ばれる系列で、内部的にはUC0(8ビット)、UC.5(16ビット)、UC1(32ビット) であった。
外部リンク
Porting DPPX from the IBM 8100 to the IBM ES/ 9370: Feasibility and overview[1];
by R. Abraham, B. F. Goodrich;
IBM Systems Journal,
Volume 29, Number 1, Page 90 (1990)