『GUILTY GEAR -STRIVE-』(ギルティギアストライヴ、GGST)はアークシステムワークスが開発し販売する3D対戦アクションゲーム (対戦型格闘ゲーム)。GUILTY GEARシリーズのメインラインの7作目であり、全体では25作目。
2021年6月11日に PlayStation 4、PlayStation 5、Steam上でWindows向けにリリース。2021年7月29日に日本国内でALL.Net P-ras MULTI向けアーケードゲームタイトルとしてリリース[1]。2023年3月7日にXbox One、及びXbox Series X/S向けにリリース。2025年1月23日に『ギルティギア ストライヴ Nintendo Switch Edition』のタイトルでNintendo Switch版が発売予定。
概要
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「シリーズの完全な再構築」を目的として、本作ではその本質的な箇所を保ったまま、多くの機能やシステムを刷新した。
前作Xrdで好評だったセルアニメ調の3Dに引き続き、セルアニメ風グラフィックと3D表現を駆使した派手でダイナミックな映像表現が特徴。
また、シリーズの特徴であるロックを主体としたサウンドトラックでは、全てのキャラクターテーマにボーカルがついた。
ゲームシステム
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「シリーズの完全な再構築」を目的として、本作ではシリーズの本質的な箇所を保ったまま、多くの機能やシステムを刷新した。また、ステージ端の壁を破壊し別エリアに移動する「ウォールブレイク」システムを新たに導入し、壁際の攻防に一味加えている。
一方、シリーズを代表するシステムの一つであるインスタントキルが削除されたほか、空中受け身が廃止された。
その他要素は以下の通り。
- ロマンキャンセル
- テンションゲージを50%消費し、自身の行動のほとんどを強制的にキャンセルする事ができる。発動するタイミングによって効果が異なり、四種類ある。
- ロマンキャンセルを発動すると周囲の速度が低下するのは前作と同様だが、今作ではロマンキャンセルの発動直後にダッシュ入力をすることで、ロマンキャンセル中に多少スライド移動することが可能。
- またロマンキャンセル自体を攻撃でキャンセルすることで
- 攻撃を絶え間なく続けることができる。
- これらは組み合わせることも可能。
- ウォールブレイク
- 相手をステージ端に追いやり攻撃を重ねることで相手が壁に張り付く。この状態で攻撃を加えることで、ステージ端の壁が破壊され別エリアに移動し、ステージ中央で仕切り直しとなる。
- ウォールブレイクすると追加ダメージを与えられる、ポジティブボーナスを得るなどのメリットがあるが、あえてウォールブレイクせず画面端で攻撃を続けることも可能。
シーズン3アップデート
2023年8月24日に配信されたシーズン3へのアップデートver1.29で新規のゲームシステムが追加され、既存のシステムにも一部変更が加えられた。[2]
ポジティブボーナス
バーストゲージが溜まるようになった。
バースト
青バーストの判定が画面全体に拡大した。命中した際にボーナスとしてバーストゲージが溜まらなくなった。
金バーストは命中時にテンションゲージを最大まで貯めるのではなく、ポジティブボーナスを得るようになった。
ワイルドアサルト
バーストゲージを50%消費して突進攻撃を行う。キャラクター全員共通で使用可能だが、性能はキャラクターによって異なる。
ディフレクトシールド
バーストゲージを50%消費して相手を弾き飛ばせる強力なガードを行う。キャラクター全員共通で使用可能。
ストーリー
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ストーリーは前作GUILTY GEAR Xrdのストーリーの出来事の後に続いている。
ワシントンD.C.を舞台とし、ソル=バッドガイの物語の終着点であり、因縁の相手、飛鳥=R=クロイツとの決着を描いている。
メインストーリー
アナザーストーリー
登場キャラクター
発売時点で15名のキャラクターが居たが、アップデートにより継続的に追加されている。ゲームシステムの刷新を受けて、キャラクター性能や技のレパートリーが前作までと大きく異なるキャラクターも少なくない。
発売時点
シーズン1
シーズン2
シーズン3
シーズン4
NPC
- マルコム・マイヤーズ ストーリー序盤に登場する賞金首。刺さった後貫通する特殊な槍を用いる。賞金30,000W$。2024年のエイプリルフールには、彼がプレイアブルキャラクターになるというジョークが発表された。[3]
- ヴァーノン大統領
- ガブリエル
- ダレル
- エリカ
開発
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制作(ストーリーモード)およびキャラクター選定
本作の制作はかなり前から進められており、第1弾のプロットは2010年代後半に提出された[4]。この時点ではさまざまなプレイアブルキャラクターに焦点が当てられていたものの、このままでは内容量が大きすぎて納期に間に合わないため、より扱う要素を限定することにしていた[4]。なお、同時点でプレイアブルキャラクターはほぼ決まっていたものの、内定した後に変更された者もいた[4]。
オープニングムービー
対戦型格闘ゲームのオープニング映像はキャラクターの全身図とバトルアクションを紹介するという内容が一般的である[4]。これに対し、アートディレクターの一人である永野覧は、本作がソル=バッドガイの物語の完結編であることと、ストーリーに重きを置いたギルティギアシリーズの集大成としてフルアニメーションのオープニングムービーを作りたいと考えていた。もう一人のアートディレクターである坂村英彦もこれに賛同し、永野によるフルアニメーションのオープニングムービーが導入された[4]。
オープニングムービーの制作にあたり、ゼネラルディレクターの石渡太輔からは、格闘ゲームらしくなくてもいいが、「各キャラクターの魅力的なカットを用意すること」「ストーリーモードのネタバレはしないこと」「ダイジェストにせず、イメージ寄りにしてほしい」という条件が課された[4]。一方、開発ディレクターの片野からはストーリーモードにしか出てこないNPCの出番が多いという指摘も寄せられ、坂村はその点が難しかったと2021年の4Gamer.netとのインタビューの中で振り返っている[4][注 4]。
反響
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売り上げ
批評
ブリジット論争
テレビアニメ
『GUILTY GEAR -STRIVE-: DUAL RULERS(ギルティギア ストライヴ:デュアル ルーラーズ)』のタイトルで2025年放送予定[5]。『GUILTY GEARシリーズ』初となるテレビアニメ化で、ストーリーのその後となる新たな物語を展開する[5]。
スタッフ
脚注
注釈
- ^ 前作Xrdと異なり、ベッドマン本人はおらず、ベッド部分のみで戦う。
- ^ シャープではなく、クロイツと読む。
- ^ 飛鳥=R♯は、飛鳥=R=クロイツのクローンであり、本人ではない。キャラクター選択時に飛鳥=R=クロイツに切り替えることもできる。
- ^ オープニングムービーへの登場が減らされたNPCの例としてはヴァーノン大統領が該当する[4]。
出典
外部リンク
- ゲーム
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- テレビアニメ
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本編 | |
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GUILTY GEAR X シリーズ | |
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その他 | |
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登場人物 | |
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関連項目 | |
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