GSh-18(ロシア語: ГШ-18)は、ロシアの自動拳銃。9x19mmパラベラム弾を使用する。
概要
MP-443が選定されたロシア連邦軍新制式ピストルのトライアルに向けて1998年から2000年にかけてトゥーラに存在するKBPインスルツメント・ビューローにより開発された[3][4]。
NATOスタンダードである通常の9x19mmパラベラム弾のほかに、テシニートチェマッシ社が開発したスチールコアを内蔵した高威力高貫通力のロシア製弾薬「7N21」「7N31」の使用を想定して設計されている。スチール製のダブルカアラムマガジンの装弾数は18発で、残弾確認用の開口部がある[4]。
ステンレス製のスライドとバレルを備え、閉鎖機構としてロータリーバレル式ショートリコイル方式を採用するほか、グロック17と同様のストライカー撃発方式(変則ダブルアクションオンリー)やポリマーフレームを採用するなど、西側諸国の拳銃の影響を大きく受けている[3][4]。
即応性を高めるべく、マニュアルセーフティは備わっておらず、安全性は前述の変則ダブルアクションオンリーのトリガーメカとトリガーセーフティ、オートマチック・ファイアリングピン・セーフティで確保している[3][4]。
グロック社の拳銃がおよそ34のパーツに分かれているのに対し、GSh-18はわずか17のパーツで構成されているのも特徴である。
シリーズ
- GSh-18
- GSh-18 タクティカル
- ピカティニーレール仕様[5]。
- GSh-18S «Sport»
- 民間仕様。10連発。
- GSh-18 «Sport 2»
- 民間仕様。18連発[6]。
- GSh-18T
- 非致死性ピストル。
配備国
脚注
関連項目
外部リンク