GRESB

GRESB(グレスビー[1])は、不動産会社・ファンド等のESGに対する配慮を測るベンチマーク評価、及びそれを運営するオランダアムステルダム所在の組織の名称である。元々の名称のGlobal Real Estate Sustainability Benchmarkの略が正式名称化しており、日本語では「グローバル不動産サステナビリティ・ベンチマーク」とも呼ばれていた[2]

概要

2009年に、責任投資原則(PRI)を主導した欧州の主要な年金基金などにより創設された[3]

評価は、2009年から始まった不動産を対象とした「GRESBリアルエステイト」と、2016年から始まったインフラストラクチャーを対象とした「GRESBインフラストラクチャー」がある[4]

2022年の評価結果は、GRESBリアルエステートは全世界で1,820社・ファンドが参加した。GRESBを活用する投資家は全世界で170機関、その資産運額は51兆米ドルとなった[5]。日本からは、122社・ファンドが参加し、うちJ-REITは57社であり、参加者はJ-REIT市場の時加総額の99%以上を占めている[6]

参加者

2022年時点。

日本

脚注・出典

  1. ^ 不動産ESG裾野拡大 国内大手、相次ぎ評価取得: 日本経済新聞 2020年9月17日
  2. ^ 日本再生エネ、ESG評価を取得 インフラファンドで初: 日本経済新聞 2017年9月7日
  3. ^ GRESB|サステナビリティ|日本政策投資銀行(DBJ)
  4. ^ GRESBとは CSRデザイン環境投資顧問株式会社
  5. ^ 2022 Real Estate Assessment Results | GRESB
  6. ^ GRESB 2022 年評価結果-日本からの参加状況- 2022年10月18日 CSRデザイン環境投資顧問株式会社

関連項目

外部リンク