『F-1 SENSATION』(エフワン センセーション)は、コナミが1993年1月29日に発売したファミリーコンピュータ(ファミコン)用レースゲームである。コナミがファミコン向けにリリースした、最後のオリジナル作品である(本作品の後にディスクシステム版からの移植作品3作がリリースされている)。
概要
当時F1の競技者団体だったFOCA (Formula One Constructors Association) 及び、日本国内でのF1関連の諸権利を保有していたフジテレビとライセンス契約を結び、発売の前年である1992年当時のF1ドライバーやチーム名、サーキット名などが実名で登場する。但し今作では、多くのF1レースゲームのように実在のドライバーを操るのではなく、プレイヤーはあくまでプレイヤー本人であり、彼らの中から最大12人を相手に戦うことになる。ライバルドライバーは自分で選択でき、誰を選ぶかによって難易度が変化する。
マシンはマクラーレン・フェラーリ・ウィリアムズ・ベネトンの4種類から選ぶことができるが、カラーリングはある程度自分好みに変更することが出来る。
ファミコン末期の発売タイトルということも有り、供給本数はそれほど多くない。
ゲーム内容
- 好きなサーキットを選んで練習できる。
- 新人ドライバーとなって、F1グランプリ全16戦を戦い抜き優勝を目指す。コンティニューはパスワードで行われるが、電源を切らない限り本体メモリ内にデータを保持できる機能がある。
スタッフ
- チーフ・ディレクター:近藤隆司
- リード・プログラマー:柴田裕治
- キャラクター・デザイナー:矢内一則
- サウンド・デザイナー:冨田朋也、中馬淳
- ビジュアル・デザイナー:難波和宏、深沢由美子、かみやきょうこ
- スーパーバイザー:樹下國昭
- スペシャル・サンクス:おおたにまさのり、ひかわたかひこ、きたおたけし
評価
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計22点(満40点)[1]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り21.1点(満30点)となっている[2]。
項目
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キャラクタ |
音楽 |
お買得度 |
操作性 |
熱中度 |
オリジナリティ
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総合
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得点
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3.1 |
3.5 |
3.7 |
3.7 |
3.8 |
3.5
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21.1
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ゲームムック『ハード末期に発売された名作ゲーム集』では「全体的にグラフィックやBGMのクオリティが高い点も評価されている。正統派レーシング・ゲームであるため派手さは少ないものの、臨場感は十分な出来栄えだ」と評されている[4]。
脚注
外部リンク