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「Cut」のその他の用法については「カット」をご覧ください。 |
cut(カット)は、UNIXのコマンドラインユーティリティの1つであり、入力(通常、ファイル)の各行の一部を抜き出すのに使われる。
行の抜き出す部分の指定には、バイト単位(-b
)、文字単位(-c
)、区切り文字(-d
— デフォルトではタブ文字)で区切られたフィールド単位(-f
)などがある。範囲そのものの指定をする引数の形式には、N
、N-M
、N-
(N番目から行の終端まで)、-M
(行の先頭から M 番目まで)がある。
使用例
a という名前のファイルに以下のような行があるとする。
foo:bar:baz:qux:quux
one:two:three:four:five:six:seven
alpha:beta:gamma:delta:epsilon:zeta:eta:teta:iota:kappa:lambda:mu
各行の4番目の文字から10番目の文字を抜き出すには、以下のように指定する。
% cut -c 4-10 a
このコマンドの出力結果は以下のようになる。
:bar:ba
:two:th
ha:beta
コロン文字をフィールドの区切り文字(区切り記号、デリミタ)として、各行の5番目のフィールド以降を全て出力するには、以下のように指定する。
% cut -d : -f 5- a
このコマンドの出力結果は以下のようになる。
quux
five:six:seven
epsilon:zeta:eta:teta:iota:kappa:lambda:mu
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